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[世界]
2006年の世界携帯電話出荷、第1四半期は2年ぶりの高水準、年間10億台へ
(2006年04月20日)
市場調査&コンサルティングの米国ストラテジー・アナリティックス(マサチューセッツ州ニュートン)が4月20日に発表したリポートによると、2006年第1四半期の世界携帯電話機出荷台数は2億2,900万台で、前年同期より31%増加した。
この好結果は、主にインドやブラジルといった新興市場での需要に牽引されたもので、ほぼ2年ぶりの高水準という。また、2006年の年間出荷台数は前年比22%増の10億台に達すると予測されている。
ストラテジー・アナリティックスのアナリスト、クリス・アンブロジオ氏は、今回の結果は、携帯電話機の市場を約25年も追いかけている当社にとっても意外なものだったと驚きを隠さない。
第1四半期は販売低調なのが普通だが、先進市場での買い換え需要の好調が、新興市場での新規ユーザーの急増と重なって、総出荷台数を押し上げた。「第1四半期の結果から見ればみれば、10億台という年間出荷台数予想は控えめなものだ」とアンブロジオ氏は述べている。
ただし、ストラテジー・アナリティックスによると、第1四半期の出荷台数増加は携帯電話機メーカーの利益増加には必ずしもつながらず、低価格市場での競争がモトローラやサムスン電子、LG電子を圧迫したという。
第1四半期の携帯電話機出荷台数の上位3社はノキア(フィンランド)、モトローラ(米国)、サムスン電子(韓国)で、3社とも出荷台数が増加しているが、ノキアの市場シェアがやや拡大した(前年同期30.9%→32.8%)のに対し、モトローラのシェア拡大はさらに大きく(16.5%→20%)、サムスン電子の市場シェアはやや減少した(14.1%→12.7%)。これに、LG電子(韓国)が4位、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(英国)が5位で続いている。
なお、低価格の携帯電話機の需要が拡大する一方で、デジタル・カメラ付き携帯電話機が主流になりつつあるという。「昨年出荷された携帯電話機の半数近くがカメラ付きだったが、今年はその割合が3分の2に増えると見られる」(アンブロジオ氏)
また、3G移動データ通信網に対応した携帯電話機の市場は現在はまだ小さいものの、急速に伸びているという。
ストラテジー・アナリティックスによると、2005年にはUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)方式に対応した携帯電話機は4,400万台、EV-DO(Evolution-Data Optimized)方式に対応した携帯電話機は1,900万台出荷されており、2006年の出荷台数はそれぞれ9,000万台と3,800万台に増加すると予想されている。
(スティーブン・ローソン/IDG News Service サンフランシスコ支局)

