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[米国]
スカイプ、同社初のモバイルVoIPサービスを発表
(2006年11月17日)
米国イーベイ傘下のルクセンブルグのスカイプ・テクノロジーズは、携帯電話事業者の3グループと共同で同社初のモバイルVoIPサービスを発表した。3グループの顧客がまもなく最初のユーザーとなる。
3グループの顧客は、3グループの他のSkypeユーザーと全世界のPCベースのSkypeユーザーに無料でSkype通話をかけられるようになる。サービスを利用するには、3グループの新しい月ぎめデータ・プランの1つに加入する必要がある。
3グループは各プランの価格設定をまだ明らかにしていないが、各プランには公正使用の条件付きの無制限の使用が含まれるという。新サービスにより、国際通話の多い携帯電話ユーザーは、データ・プランの価格次第では大幅に経費を削減できる。
「1億3,600万人のSkypeユーザーは、PCに頼らずにどこでもSkypeを使えるようになる」とスカイプのCEO、ニクラス・センストローム氏は、11月16日にロンドンで開催された3グループの新しいモバイル・インターネット・サービス「X-Series」の発表会で述べた。
携帯電話向けのクライアント・ソフトウェアは、顧客がPCで使っているものによく似ている、と同氏。ユーザーは通話相手がオンラインかどうか確認し、連絡先リストをクリックして電話をかけることができる。
SkypeInやSkypeOutなど有料のSkypeサービスは、携帯電話ユーザーには来年から提供される、とセンストローム氏。SkypeInは、顧客に電話番号を割り当て、一般電話からSkypeアカウントに電話をかけられるサービス。SkypeOutは、一般電話との通話が割引になるサービスだ。
スカイプはすでにマイクロソフトのPocket PC向けのクライアントを提供しており、500万人がダウンロードしている。しかし、これらのユーザーはWi-Fiホットスポットを探すかGPRSを使う必要があり、アクセス料金が高くつく可能性があった、とセンストローム氏。3グループのX-Seriesサービスは定額料金で無制限に利用できるので、モバイルSkypeを使っても費用がかさむ心配がない、と同氏。
X-Seriesサービスはまず英国で12月1日に開始され、スウェーデン、香港、オーストラリアなど、3グループが事業展開している他の市場では2007年初めから提供される。
スカイプのPR代理店の広報担当者は、当面、新クライアントは、3グループが新サービスとともに発表した携帯電話2機種のうち、「Nokia N73」のみで動作すると述べた。3グループの広報担当者は、もう1機種の「Sony Ericsson W950i」もSkypeサービスをサポートするか否かは把握していなかった。
ノキアのスマートフォンに搭載されているSymbian OSのファンは、Skypeクライアントの同プラットフォームへの搭載を待ちわびていた。スカイプは10月に、開発の遅れているSymbiam用クライアントを年内にリリースすると約束していた。
スカイプは年初に3グループと提携し、PCに無線データ・カードを装備している3グループの顧客向けにVoIPサービスをサポートした。一般に携帯電話事業者は、Skypeは自社の音声サービスと競合する可能性があることから、Skypeへの対応に消極的で、同サービスをブロックする事業者さえある。
3グループは香港のハチソン・ワンポア傘下の企業で、アイルランド、オーストリア、デンマーク、イタリア、オーストラリア、香港などの国々に1,400万人の携帯電話ユーザーを抱えている。
(ナンシー・ゴーリング/IDG News Service ダブリン支局)


