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[米国]
【DEMO 2007リポート】
シーゲイト、ワイヤレス通信対応のモバイル機器向けストレージ技術を発表
モトローラは新興のモバイル向けソフト・ベンダーに投資
(2007年01月31日)
米国カリフォルニアで開催されている「DEMO 2007」(1月30日〜2月1日)で、米国シーゲイト・テクノロジーは、ワイヤレス通信に対応したモバイル機器向けストレージ技術を発表した。またモトローラも、新興のモバイル向けソフト・ベンダーに投資したことを明らかにしている。両社とも、大容量のデータを格納できるモバイル機器向けストレージのニーズに対応するのがねらいだ。
シーゲイトが発表したのは、「Digital Audio Video Experience(DAVE)」(開発コード名:Crickett)と呼ばれる、ワイヤレス通信機能を備えた小型ストレージ技術。同社は、1インチのハードディスク・ドライブ(容量10〜20GB)を内蔵したDAVEのリファレンス・モデルも公開した。
シーゲイトによると、DAVEを採用したストレージは、Bluetooth 2.0またはWi-Fiネットワークを用いて、最大30フィート(9.1メートル)離れたモバイル・プラットフォームや携帯電話とファイルを交換できるという。
同社は、通信接続業者や携帯電話メーカー向けのOEM供給を今年第2四半期に開始する予定だ。
DAVEを採用することで、携帯電話メーカーは、電話機のサイズを大きくしたり、小売り価格の上昇を招いたりすることなく携帯電話のストレージ容量を増やすことが可能になる。また、BluetoothやWi-Fiにより、ユーザーはビデオ・ファイルなどを、モバイル・ネットワーク経由のストリーミングではなく、近くのPCなどからワイヤレス通信でダウンロードすることができる。
シーゲイトの家電事業部担当ジェネラル・マネジャー、パトリック・キング氏は、こうしたDAVEの優位性を強調したうえで、「DAVEは新興のワイヤレス・ミュージック/ビデオ・サービスの成長を後押しするだろう」とDEMO 2007の会場で語った。
一方、モトローラは30日、同社のベンチャー・キャピタル部門がDARTデバイセズに投資したことを発表した。DARTデバイセズはカリフォルニア州に本拠を置くソフトウェア会社で、ワイヤレス通信によってコンテンツを共有する家電機器向けのアプリケーションを開発した。このアプリケーションを携帯電話やPDA、MP3プレーヤなどにインストールすれば、音楽や写真などのデータを各デバイスで共有できるという。
「こうした異種デバイスの相互運用を可能にすることで、モバイル・コンピューティングはいっそうシームレスになる」(モトローラ・ベンチャーズの投資担当マネジャー、トニー・パルチェック氏)
シーゲイトやモトローラのような機器メーカーが、モバイル機器向けストレージの新たな拡張方法を模索するのは時宜にかなっている。全米家電協会(CEA)の2007年販売予測リポート「Consumer Electronics Association's 2007 Sales Forecast」にもあるように、ワイヤレス通信端末はポータブル・エンターテインメント・ハブになりつつあるからだ。
同リポートによると、無線通信事業者は現在、オーディオやビデオ、ニュース、ゲームなどあらゆるメディア・コンテンツを提供し、新規顧客の獲得に躍起になっている。こうしたトレンドはストレージ業界に急激な変化をもたらしており、例えばフラッシュ・メディアは2010年まで2ケタ成長が続くと見られている。
(ベン・エームズ/IDG News Service ボストン支局)
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