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[米国/フィンランド]
クアルコム、ノキアとの特許ライセンス問題で2,000万ドルの受け取りを拒否

契約内容に合致していないと主張

(2007年04月13日)

 米国クアルコムは4月11日、フィンランドのノキアが特許技術のロイヤリティとして支払った2,000万ドルの受け取りを拒否したことを明らかにした。これにより、両社が係争中の知的財産紛争は部分的な解決さえ遠のいたことになる。

 両社は一連の長期ライセンス契約を結んでいたが、これらは4月9日に終了した。ノキアは先週、6月30日までの現四半期における3G(第3世代)携帯電話技術のライセンスの対価として、2,000万ドルをクアルコムに支払ったことを明らかにした。ノキアはこの支払いについて、「9日に終了する契約の延長を目的としたものではない」と説明していた。

 クアルコムは4月11日、この2,000万ドルと、支払いの前提条件が記された付随文書の受け取りを拒否したことをノキアに伝えたと声明で述べた。「支払い額と、ノキアが一方的に設定した支払いの前提条件は、両社が2001年に締結したライセンス契約の内容に合致していない」と、クアルコムは受け取り拒否の理由を説明している。

 ライセンスに関して両社は法廷で争っており、メディアでも論争を繰り広げている。争点は、CDMA技術のパイオニアであり、各種の携帯電話用チップを販売するクアルコムが開発した技術に関するノキアの使用ライセンスだ。

 クアルコムは先週、ノキア製のGSM、GPRS、EDGE携帯電話機がクアルコムの特許を侵害しているとして、それらの販売差し止めを求めて米国で訴訟を起こした。クアルコムは英国、フランス、中国などでも訴訟の準備を進めているという。

 2,000万ドルの支払いに対する両社の解釈は異なっているようだ。

 ノキアは12日、2,000万ドルの支払いは誠意を持って交渉を続けるというノキアの決意の表れだと述べた。同社広報担当者のローリー・アームストロング氏は、「この支払いは、ETSI(欧州電気通信標準化協会)を通じてライセンスを得たクアルコムの特許を現四半期に使用する可能性を想定したものだ」と語った。

 一方、クアルコムは2,000万ドルの支払いについて、特許利用の対価を支払わなければならないとノキア自身が認めていることを示す事実の1つだと指摘した。IDG News Serviceの取材に応じたクアルコムの法務責任者、ルー・ルパン氏は次のように述べている。

 「この支払いは、ノキアが当社の特許を利用し続けていると認めたことを意味する。だとすれば、そして彼らがわれわれの契約条件に従っていないのであれば、彼らは特許ライセンスを取得しておらず、当社の特許を侵害していることになる。米国の法律の下では、これは意図的な侵害に当たる。米国の裁判でそのように認定されれば、彼らが支払う損害などの賠償額と、われわれの弁護士費用の肩代わり金額は3倍になる可能性がある」

 クアルコムは12日、同社が受け取りを拒否した支払いの額は、ノキアが同意したロイヤリティの額や、クアルコムの特許ポートフォリオの価値のほんの一部にしか相当しないと説明している。

 また、クアルコムの上級副社長でライセンス業務担当ゼネラルマネジャーを務めるデレク・アバール氏は12日、取材に対して、両社が交渉を続けていることを認めた。

 「だが、話し合いは依然として平行線をたどっており、現時点で両社の見解には重大な相違がある」(アバール氏)

(スティーブン・ローソン/IDG News Service サンフランシスコ支局)






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