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[米国]
FCC、700MHz帯の競売ルールにオープン・アクセス条項を追加

競売される周波数帯の3分の1に当たる22MHz幅に適用

(2007年08月01日)

 米国連邦通信委員会(FCC)は7月31日、2008年初頭までに実施する700MHz無線周波数帯の競売に関するルールを決定したことを明らかにした。競売ルールには、競売にかけられる周波数帯のうち3分の1についてオープン・アクセスを義務づける条項が盛り込まれている。

 競売にかけられるのは700MHz帯の62MHz幅であるが、FCCはそのうち22MHz幅について、無線端末の種類を問わずネットワークに接続できるよう落札者に義務づける条項を競売ルールに盛り込んだ。22MHz幅の落札者に対しては、競合企業のコンテンツを遮断したり、減速させたりすることを禁じている。

 700MHz周波数帯は現在、テレビ放送に使われているが、デジタル放送への移行に伴い、2009年2月までに返還されることになっている。

 同周波数帯は伝送距離が長いという特徴を持つため、携帯電話やブロードバンド・サービスに適した価値の高い周波数帯と考えられており、今回の競売は、既存の電話会社やケーブル会社に対抗して、ブロードバンド・サービス事業に参入する企業にとっては最後のチャンスになると見られている。

 競売のルールを巡っては、特別なルールを設けることに反対する通信キャリア各社と、周波数帯を原価ベースで競合企業に再販することを義務づける条項を盛り込むように求めるグーグルや一部の消費者団体との間で意見が対立していた。

 グーグルや消費者団体は、原価ベースでの再販を義務づけるルールがなければ、既存の大手通信企業がこの周波数帯を買い占めることになりかねない、と主張していた。

 FCCは今回、原価ベースでの再販を義務づけるルールについては採用しなかった。

 グーグルは、FCCの決定を評価する一方で、ルールに盛り込むように同社が提案していた主要な4項目のうち2つが採用されなかった点について、「FCCが(今回採用されなかった)2つの提案も受け入れていれば、本当の意味で競争の道が開かれていただろう」とコメントしている。

 グーグルでは、数週間以内に公表されるルール全文を検討したうえで、競売に参加するかどうかを最終的に判断する方針だ。

(グラント・グロス/IDG News Service ワシントン支局)






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