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[米国]
対シスコの特許侵害訴訟、原告側の特定被害額は88億ドルに

(2005年05月10日)

 米シスコ・システムズを特許侵害で訴えているコネクテルは5月3日、テキサス東地区連邦地裁に訴状を提出。110種類の侵害製品を特定し、損害額は合計88億ドルに上るとした。

 ルーティング技術の開発会社であるコネクテルは昨年、創業者のアレン・カプラン氏が1990年代に発明した一連の技術をシスコが対価を支払わずに利用しているとして提訴したが、その際には、特許侵害の対象製品や損害額が特定されていなかった。

 今回、コネクテルが「特許侵害製品」として掲げた110種のシスコ製品には、新しいコア・ルータの「Carrier Routing Systems」やインターネット・ルータ「1200」シリーズ(の一部モデル)、「Catalyst 6500/同400」シリーズのスイッチ、さらには、すでに販売が終了している製品(ATMスイッチ「LightStream 1010」、など)が含まれている。

 訴状によると、コネクテルが侵害されたと訴えているのは「インテリジェント・データ・ルーティング・システム」と呼ばれる機構だ。これは、ネットワークの帯域幅や可用性、セキュリティ、ユーザーの優先順位など、さまざまな要因に基づいて最適なデータ経路や転送方法をリアルタイムで選択できるメカニズムで、カプラン氏は1996年にこの技術の特許を出願している。

 同氏は、このシステムを製品化するためにパートナーとコネクテルを設立したが、その際、同社は、製品自体の製造は行わず、他社に技術をライセンス供与する事業モデルを選択した。

 同社の訴状では、コネクテルは自社技術をシスコに紹介し、ライセンス供与を提案したが、シスコは断り、この技術を使用した製品ラインをのちに無断で開発したとされている。

 シスコはこの訴訟について声明を発表し、「彼らの訴状は十分に検討したが、コネクテルの主張には根拠がない。また、この訴訟では、コネクテルからライセンス供与の提案が(当社に対して)行われたとされているが、そのような事実もない。われわれとしては、このような不当で、根拠のない主張には真っ向から立ち向かうつもりだ。勝訴を確信している」と述べている。

(Originally reported by Jim Duffy, Network World 05/06/2005)





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