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[米国]
シスコ、アプリケーション高速化アプライアンス「AVS」と「WAE」を出荷
(2005年10月14日)
米国シスコシステムズは10月13日、企業が顧客や支社の従業員との間の情報のやりとりを迅速化・効率化するのに役立つと見られる、2ファミリのネットワーク・アプライアンス新製品の出荷開始を発表した。
この「AVS(Application Velocity System)」ファミリと「WAE(Wide-Area Application Engine)」ファミリのマシンは、シスコが買収によって獲得した技術を利用しており、WAN経由で利用されるアプリケーションの処理高速化や、ITインフラの集約を容易にするように設計されている。
また、これらのネットワーク・アプライアンスは、シスコに今週設立された新部門「Application Delivery Business Unit(アプリケーション・デリバリー・ビジネス・ユニット)」から投入される。
Cisco AVSは、企業のデータセンターで運用されWeb経由で利用されるアプリケーションを高速化する。HTMLやXMLベースのアプリケーションを高速化でき、これらをWAN経由でもLAN経由のような操作感で利用できるようにする。エンドユーザーに対する応答時間を短縮できるだけでなく、アプリケーション利用に必要な帯域とサーバの処理サイクルを最大80%節約できる。AVSは、シスコが今年買収したファイングラウンド・ネットワークスの技術をベースにしている。
「AVS 3120」は、サーバの処理負荷の軽減と通信オーバーヘッドの最小化によりアプリケーション・パフォーマンスを向上させるほか、アプリケーション層のセキュリティ上の脅威やデータ盗難を発見、防止する。「AVS 3180」は、ネットワーク全体を対象にアプリケーションの応答時間を監視してレポートする管理ステーション。価格はそれぞれ3万5,995ドル、1万4,995ドル。
一方、Cisco WAEは、企業が支社にはサーバを置かずに、サーバの運用とデータの保存を中央データセンターで行えるようにする。支社で利用されるアプリケーションの高速化のために、WAE内には、ソフトウェアとして、シスコの2種類の技術「ACNS(Application and Content Networking System)」と「WAFS(Wide Area File Services)」が組み合わされ、統合されている。
ACNSは、HTTPやFTPなどのインターネット・プロトコルとビデオ・プロトコルの処理を加速する技術であり、たとえば、ERPやCRMシステムへのWebポータルを介したアクセスを高速化できる。
WAFSは、シスコが昨年のアクトナ・テクノロジーズの買収で獲得した技術で、CIFSやNFSなどのファイルベース・プロトコルに対応しており、マイクロソフトのOfficeアプリケーションやデータベースなどの高速化が可能である。
今回出荷されたWAEは、「WAE-511」、「WAE-611」、「WAE-7326」の3種類(処理能力水準が異なる)で、価格は5,500ドルから。また、WAEは、シスコの支社および小規模オフィス向け多機能ルータ「Integrated Services Router」用のモジュールとしても提供され、そのカタログ価格は4,500ドル。
(Originally reported by Stephen Lawson, IDG News Service 10/13/2005)
(IDG News Service)



