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[米国]
シスコ、有線/無線アプリケーションを統合するIMS対応製品を発表
(2005年12月06日)
ネットワーク機器大手の米国シスコシステムズは、IP Multimedia Subsystem(IMS)アーキテクチャに対応したものを含め、有線/無線アプリケーションの統合をサポートする新製品や製品強化を発表した。固定/モバイル統合(FMC:fixed-mobile convergence)サービスや、アプリケーションと加入者を認識するサービスなどをプロバイダーが提供できるように設計されているという。
製品強化の1つは、XR 12000シリーズのルータへのセッション・ボーダー・コントローラ「Session Border Control(SBC)」の統合である。SBCは、IMSと非IMSアプリケーションの両方に対応する音声通話信号伝達を統合して提供する。これにより、別のアプライアンスの追加やオーバーレイ・ネットワークが不要になる。
新製品の「MGX 8800 Media Gateway」は、サービス・プロバイダーがインフラを統合し、MPLSのサポートによって、差別化したIPサービスを提供することが可能となる。同製品は、IMSと非IMSアプリケーションの両方に対応するよう設計されており、VoIP(ボイスオーバーIP)導入ユーザーをターゲットとし、PacketCable準拠の認定を受けている。
今回の製品強化の特徴は、IMS Service Control Interfaceのサポートにある。これにより、デュアル・モード電話、プッシュ・トゥ・トーク・サービス、プレゼンス・ベースのサービス、各種のFMCサービスなど、SIP(Session Initiated Protocol)ベースのアプリケーションを実現できる。シスコの「Call Session Control Platform(CSCP)」のリリース3.0は、このIMSインタフェースをサポートしているほか、拡張性、プロビジョニング、セキュリティ、QoSポリシー実施に関する拡張機能もサポートしている。
「Service Control Engine(SCE)」も強化された。同製品はディープ・パケット検査とアプリケーション分類を実行して、サービス・プロバイダーがアプリケーションと加入者を認識したサービスを提供できるようにする。SCEのリリース3.0は、VoIP通話品質のリアルタイム監視を行い、個々の加入者の状況を通話ごとに報告する機能を備えている。また、第三者のウイルス対策/セキュリティ/侵入検知アプライアンスとの統合や、10Gbpsまたはそれ以上のスループットをサポートするようにシステムを拡張できるパフォーマンス強化も盛り込まれている。
また、「PGW2200」メディア・ゲートウェイ・コントローラではリリース9.7で、IMSに対応したほか、90種類を超えるSignaling System 7のバリアントをサポートするようになった。
「BTS 10200」ソフトスイッチもリリース4.5となり、加入者に重点を置いた新機能群を備え、IMS統合もサポートしている。
XR 12000シリーズのルータ用のSBCは、来年初めに出荷される予定で、価格は未定。MGX 8800、CSCP 3.0、SCE 3.0、BTS 10200 4.5はすでに販売が開始されており、PGW2200 9.7は来年第1四半期に発売される予定。いずれも価格は公表されていない。
なおシスコは、これらの発表とは別に、光トランスポンダ機能を統合した「CRS-1」コア・ルータに対応する新しいインタフェースを2種類発表した。
1ポートで40Gbpsの調整可能DWDMパケット・オーバーSONET(POS)インタフェースは、既存の10Gbps・DWDMシステムとの互換性がある。4ポートで10Gbpsの調整可能DWDM PHYインタフェースは、既存のOSSシステムとの互換性を確保するために、SONET/SDHライクな操作管理メンテナンス・プロビジョニングをサポートする。
これらのインタフェースは、別々のトランスポンダで必要とされる光→電気→光の変換を、統合された前進型誤信号訂正(FEC)をサポートすることによって不要にする。また、両インタフェースとも、Cisco ONS 15454 Multiservice Transport Platformとの互換性を備えており、設置済みのDWDMインフラとともに使用できるように設計されている。
さらに、CRS-1は、GMPLS信号伝達仕様のシスコ版バリアントをサポートするようになった。Segmentation GMPLSは、波長の自動設定をサポートする。ルーティング・ドメインのトポロジーをDWDMドメインのトポロジーから切り離した状態に維持しつつ、波形を自動設定できる。
CRS-1に対するこうした機能強化は、スタンドアロンのネットワーク機器をラック・スペースに追加設置することなく、プロバイダーが、ビデオやIPTVアプリケーションをサポートできるようにネットワークの帯域幅を拡張可能にすることを目的としている。
1ポート40GbpsのDWDM POSインタフェースは56万ドル、4ポート10GbpsのDWDM PHYモジュールは25万ドルで、発売はともに2006年第2四半期の予定。
(Originally reported by Jim Duffy, Network World 12/05/2005)
(Network World (US))



