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[米国]
スパイレント、大規模IPv6テスト・センター開設に向けてコンサルと提携

(2005年12月09日)

 米国スパイレント・フェデラル・システムズは先ごろ、次世代インターネット・プロトコルであるIPv6(Internet Protocol Version 6)の大規模なテスト・センター開設に向けて、米国IPv6サミットのコンサルティング/研修部門であるv6トランジションと提携した。12月6〜9日にバージニア州レストンで開催されたIPv6サミット主催のコンファレンス「United States IPv6 Summit 2005」に参加した、スパイレントの社長兼CEO、エレン・ホール氏が明らかにしたもの。

 バージニア州北部に開設される同テスト・センターでは、主に米国政府機関を対象に、IPv6関連のネットワークや機器の互換テストなどが行われる予定だ。詳細な規模は明らかにされていないが、スパイレントによると、複数の政府機関が同時にIPv6テストを実施できるだけの規模になるという。

 スパイレントのホール氏は、「今回の提携のねらいは、v6トランジションが有するIPv6の実装ノウハウと、米国防総省などの政府機関と大規模なテストを実施してきた当社の経験を1つに組み合わせて、世界有数のIPv6テスト・センター構築を実現すること」と説明している。

 ちなみに、米国防総省は2008年までに同省内の全コンピュータ・システムをIPv6対応にすることを目標に掲げている。また、大統領府行政管理予算局も今年6月、米国政府機関が使用するすべてのシステムを2008年6月までにIPv6に対応させることを義務づけた。ホール氏は、「当社はすでに政府機関と良好な関係を築いている」と述べている。

 IPv6は、現行のIPv4をベースに、セキュリティ機能の追加、マルチキャスト機能の強化、携帯機器に対するサポート向上などの大幅な改良が施されている。今後、IPv6の採用が広がれば、インターネット・テレビやビデオ会議システムのほか、軍事レベルのセキュリティ対策などにも有用として期待が高まっている。

 このほか、IPv6 Summitでは、ニューハンプシャー大学のインターオペラビリティ・ラボラトリと企業10社、米軍の産学官協同による、IPv6関連の実証実験が行われた。IPv6ネットワークの「Moonv6」上でVoIP(Voice over IP)による国際通話を行うという実験では、ニューハンプシャーと韓国の間での通話に成功したほか、IPv6のセキュリティやモビリティ機能の検証などが行われた。

 また、同コンファレンスでは、米国ジュニパー・ネットワークスが「The IPv6 Best Practices World Report: A Guide for Federal Agencies Transitioning to IPv6(IPv6ベスト・プラクティス・ワールド・リポート:連邦政府機関のためのIPv6移行ガイド)」と題したガイドライン・リポートを発表した。シリーズ第1弾となる同リポートには、IPv6移行に取り組んだ政府機関や産業界によるベスト・プラクティスなどが掲載されているという。

(Originally reported by Grant Gross, IDG News Service 12/08/2005)

(IDG News Service)






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