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[米国]
シスコ、VoIPソフト・ベンダーを買収へ

(2004年09月14日)

 米国シスコシステムズは今週、SIP(Session Initiation Protocol)に基づいた通信事業者向けVoIP(ポイスオーバーIP)ソフトウェアのメーカーを買収する計画を発表した。シスコの声明によると、同社はニュージャージー州パーシッパニーに本社を置くダイナミックソフト社に5500万ドルを支払い、その380万ドルの負債を引き受ける。この買収は、プレゼンス管理やユニファイド・メッセージングなどのコンバージド・アプリケーションを加入者に提供することに関心を抱いている通信事業者向けにシスコが提供しているソフトウェア資産リストの穴を埋めるものだ。
 
 この買収によってシスコは、音声/データ統合(コンバージド)サービスを消費者や企業に提供しようとするブロードバンド・サービス・プロバイダーに照準を合わせようとしている。シスコによると、通信事業者がコンバージド・アプリケーションをよりすばやく配備できるようにするため、同社の通信事業者向けVoIP製品(SIPベースのBTS 10200 Softswitchなど)はダイナミックソフトのソフトウェア製品と組み合わされる。

 ダイナミックソフトの主なキャリア(通信事業者)向けソフトウェア製品には、無線電話(携帯電話など)の加入者のためのプレゼンス管理プラットフォーム「Presence Engine」と、find-me-follow-me(転送機能)やインスタント・メッセージングやオンライン会議などのSIPベースのコンバージェンス・サービスの開発およびホスティングのためのアプリケーション・サーバ「AppEngine」が含まれている。
 
 シスコのキャリアVoIP製品へのダイナミックソフトの技術の追加は、シスコがその市場で大いに必要としていたもう一押しになる可能性がある。シスコは、ベンダーへのインターネット・ルーティング・ハードウェア供給では上位にいるが、そのことは新興のキャリアVoIP市場ではあまり重要な要素ではない。
 
 テレコム市場調査の米ディットバーナー・アソシエイツによると、2004年第1四半期のソフトスイッチ・ベンダーの上位5社にシスコは含まれていない。4億2700万ドルの市場でトップに立っているのは中国の華為技術(Huawei Technologies Co. Ltd.)であり、キャリアVoIPポートの出荷数の31%を占めている。2位は19%のカナダのノーテルネットワークスで、他の3社はフィンランドのエリクソン(Telefonaktiebolaget LM Ericsson)と米国のユーティースターコム(UTStarcom Inc.)、ソナス・ネットワークス(Sonus Networks Inc.)となっている。
 
 ダイナミックソフトは1988年設立で104人の従業員がいる。同社のスタッフと技術は、シスコの音声技術部門のドン・プロクター副社長兼ゼネラル・マネジャーの配下に入ることになる。

(Network World (US))





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