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[米国]
AT&T、通信キャリア大手のベルサウスを670億ドルで買収

(2006年03月05日)

 米国AT&Tは3月5日、米国の通信事業者ベルサウスを670億ドル相当の株式交換で買収すると発表した。

 AT&Tによると、両社の合併は、AT&TのIPTV(Internet Protocol TV)の研究開発とベルサウスの既存ブロードバンド・サービス(DSLなど)や光ファイバー・ネットワークを活用することで、IPTVサービスの発展を加速化させるという。

 また、AT&Tの法人顧客は、同社の国内/国際ネットワークとベルサウスの地域電話/ブロードバンド・ネットワークの統合の恩恵を受けるとしている。

 ベルサウスの株主は、買収条件に基づいて、同社の普通株1株と引き換えにAT&Tの普通株1.325株を受け取る。AT&Tの3月3日終値で換算すると、ベルサウス株1株当たりの買値は、ベルサウスの株価に17.9%上乗せした37ドル9セントとなる。

 AT&Tによると、買収は約12カ月以内に完了する見通しで、規制当局と両社株主の承認が条件となる。

 今回の買収により、AT&Tは同社とベルサウスが共同保有する米国の携帯電話事業者シンギュラー・ワイヤレスの単独保有権を取得することなる。AT&Tでは、シンギュラーの事業部門の大部分をそのまま残す意向だが、買収の結果、マーケティングなど、より効率的な事業部門が新設されるとしている。

 買収成立後、シンギュラーの無線サービスは、AT&Tブランドの下で展開されることになるという。

 AT&Tでは、合併完了後2年以内に、営業費用の削減、施設の整理統合、2社のIT部門の統合により、年間20億ドル以上の経費削減を見込んでいる。買収合意に伴う同社財務見通しも修正しないとしており、今後3年間にわたって毎年2ケタの1株利益(EPS)成長率を維持すると予想している。

 シンギュラーを含めた総売上高は、AT&Tが以前示したガイダンスに基づく予想よりも1年早い2007年に再び成長すると見られる。

(IDG News Service 北京支局)






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