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[北米]
スカイプ、一般電話宛てVoIP通話サービス「SkypeOut」を年内無料に
(2006年05月16日)
米国およびカナダのSkypeユーザーは、両国内の固定電話または携帯電話への通話を年内いっぱい無料で行えるようになる。スカイプ・テクノロジーズは5月15日、Skypeソフトウェアから一般の固定電話・携帯電話に電話できる「SkypeOut」サービスを2006年末まで米国およびカナダのユーザーから両国内への通話に限り無料化すると発表した。
昨年、イーベイに買収されて100%子会社となったスカイプは、PCや他のインターネット接続機器の間のインターネット通話を実現する無料のSkypeクライアント・ソフトウェアを使ったサービスを中心にビジネスを展開しており、SkypeOutはその有料サービスの1つ。
スカイプは同社自身が普及に貢献したVoIP人気の波に乗り、今月始め(2006年5月1日)時点の登録ユーザー数は1億を超えたとしている。だが、同社以外のサービスを利用するユーザー数も大幅に伸びており、急成長するVoIP業界においては同社が突出した存在とは言えなくなってきている。ボネージをはじめとする競合VoIPサービス・ベンダーは、月額固定料金で国内通話を何度でも行えるようにするなどのサービスでスカイプに対抗している。
ボネージが米国で提供している一般家庭向け無制限通話プランは月額24ドル99セントで、小規模企業向け無制限通話プランは月額49ドル99セント。顧客獲得に向け、ボネージも独自のプロモーション策を最近いくつも打ち出しており、5月1日には、無制限通話プランの契約者に対し、フランス、イタリア、スペイン、英国、アイルランドの固定電話への通話も国際通話料金なしで行えるようにした。ちなみに、ボネージの無制限通話プラン契約者はすでにカナダとプエルトリコへの通話は国際通話料金なしで行うことができる。
VoIPサービスでは、低コストの電話サービスだけでなく、Webベースのボイス・メール、リアルタイム課金データ提示、市外局番選択などの機能も提供できる。また、スカイプが先週リリースしたSkypeソフトウェアの最新版には、SMS(Short Message Service)、Microsoft Outlookの連絡先リストとの連携機能、決済機能などが含まれている。
なお、市場調査会社のテレジオグラフィ・リサーチ(プリメトリカのリサーチ部門)によると、VoIPサービスに加入している米国家庭は540万世帯を超えており、1年前の270万世帯から倍増しているという。
(スティーブン・ローソン/IDG News Service サンフランシスコ支局)



