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【インタビュー】
「SMB向けネットワーク管理ソフトの決め手は“Easy to Use”」──米国イプスイッチ幹部

(2006年06月09日)

小・中規模企業(SMB)向けネットワーク管理製品で知られる米国イプスイッチは、今年6月7日、同社のネットワーク管理ソフトウェアの新版「WhatsUp Professional 2006 Premium Edition」(英語版)を販売開始した。編集部では、ネットワーク関連の総合カンファレンス「Interop 2006」の開催に伴って来日した同社のワールドワイド・マーケティング担当バイスプレジデントのリチャード・エイプリル氏とプロダクト・マネジメント・ディレクターのエニオ・カーボニ氏に、SMB向けネットワーク管理ソフトウェア市場の動向とWhatsUp新版の特徴について聞いた。

──ネットワーク管理ソフトウェアのトレンドについて説明してほしい。

カーボニ氏:これまでネットワーク管理ソフトの主な購買層であった大規模企業向け市場が飽和状態を迎えている。そのため、同市場に向けて製品を提供してきたベンダーであるIBM、CA、HPなどが、SMBにも目を向けている一方で、これまで小規模企業向け製品を提供してきたベンダーがより大規模な企業に売り込みをかける傾向にあり、SMB市場において競争が激化しつつある。
 また、SMB向けネットワーク管理ソフトに求められるレベルも上がってきており、特に、プロアクティブ(予防的)、イージー・ツー・ユース(操作が簡単)であることが重要視されている。

──WhatsUp Professional 2006の新機能について聞かせてほしい。

エイプリル氏:新機能のうち、特徴的なものを2点紹介しよう。1つは、Windowsのシステム管理用インタフェースであるWMI(Windows Management Instrumentation)のサポートである。これにより、従来のネットワーク・トラフィックの管理に加えて、「Exchange」や「SQL Sever」といったマイクロソフト製アプリケーションの管理まで行えるようになり、監視可能な範囲が広がった。もう1つは、SNMPのバージョン1/2/3によるデバイス管理のサポートである。われわれは新製品を開発するにあたって、ユーザーのニーズを救って反映させているが、この機能は日本のユーザーからのニーズにこたえたものだ。これにより、暗号化に対応したSNMP v3を監視できるようになり、セキュリティが強化されている。

──WhatsUpの新版は他社製品に対して、どのようなアドバンテージを有しているのか。

エイプリル氏:最大の強みはイージー・ツー・ユース、つまり、インストールや操作が簡単なことであり、企業にとっては投資を早く回収することにつながる。また、ユーザーが重要な情報に迅速にアクセスできることを考慮した設計となっているほか、システムに負荷をかけがちなエージェントを用いずにデバイスやサービスの監視を行うことができる点も新版の長所だ。

──イージー・ツー・ユースが最大の特徴だとのことだが、具体的にはどのような点がそうなのかを教えてほしい。

カーボニ氏:インストールと運用管理の操作が簡単だと先に述べたが、WhatsUpは、新卒社員や初級管理者を対象としているため、サーバやルータなどハードウェアに関する知識がなくても利用できるよう、直感的な操作が可能な管理インタフェースが備わっている。また、インストールについては、IBMの「Tivoli」やHPの「OpenView」といった大規模企業向けの製品だと平均1カ月ほどかかるのに対し、WhatsUpはまる1日かからず、1時間で終了することも少なくない。非常に短時間で導入することが可能なのだ。
 例えば、世界規模で事業を展開している某ユーザー企業では、ネットワーク全体の管理をHPのOpenViewで行い、部門担当者には操作が簡単なWhatsUpを使うといった形で、製品を使い分けている。

──コンプライアンス関連の機能はあるのか。

カーボニ氏:SOX法など、特別な法規制に向けた機能は特にない。しかし、WhatsUpはWMIに対応しているアプリケーションの管理が行えるため、それらによるバックアップ、アーカイブ、電子メールの運用時の安全性を確保することができる。また、リポートをMSDE(Microsoft SQL Server 2000 Desktop Engine:マイクロソフト製データベース・エンジン)対応のデータベースに格納することができるため、データベース・サーバのセキュリティを強化して、リポートが安全に格納されていることを証明できる。

左より、米国イプスイッチ インターナショナルマーケティング・マネジャーのタマラ・ハート氏、ワールドワイド・セールス担当バイスプレジデントのゲーリー・ショーツ氏、プロダクト・マネジメント・ディレクターのエニオ・カーボニ氏、ワールドワイド・マーケティング担当バイスプレジデントのリチャード・エイプリル氏

(今林敏子/Computerworld)






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