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[米国]
F5ネットワークス、Webアプリケーション高速化製品を強化
(2006年08月01日)
米国のF5ネットワークスは7月31日、Webアプリケーション高速化製品「WebAccelerator」の新バージョンを発表した。マイクロソフトやオラクルなどの特定アプリケーションに最適化できるように設計されているのが特徴だ。
F5ネットワークスは、旧スワン・ラブズの技術をベースとする「WebAccelerator 5.2」ソフトウェアを、同社のトラフィック管理アプライアンス「BIG-IP 6400」「同6800」「同8400」用のアドオン・ハードウェア・モジュールに組み込んで提供する。
WebAcceleratorモジュールの価格は2万4,995ドルからで、ソフトウェアの新バージョンを搭載した「WebAccelerator 4500」スタンドアロン・ユニットは5万9,995ドルで販売される。
同製品について、F5ネットワークスの製品管理担当ディレクター、ジェーソン・ニーダム氏は、特定用途に対応するソリューションは業界内でもほかに例がなく、顧客はカスタマイズする時間や配備するコストを大幅に削減できる」と強調した。
なお、F5ネットワークスは、昨年10月のスワン・ラブズ買収によって、アプリケーション高速化技術のWebAcceleratorをはじめ、WAN最適化技術のWANJetを獲得している。
ヤンキー・グループ・リサーチのアナリスト、ゼウス・ケラバラ氏は、アプリケーション高速化製品市場におけるF5ネットワークスの主な競争相手は、シトリックス・システムズとシスコシステムズだとしている。
「多くのベンダーがアプリケーション・パフォーマンス向上手段を提供しているが、F5ネットワークスが提供しているのは、オラクルなどの特定アプリケーションとの構成を事前に最適化した特定用途向けソリューションであるのが特徴だ。すべてのアプリケーションに対応する汎用ソリューションとは異なり、企業ユーザーはどう設定すればいいのか悩まなくて済む」(同氏)
またケラバラ氏は、F5ネットワークスが、自社の「Traffic Management Operating System(TMOS)」ソフトウェア・アーキテクチャに買収したスワン・ラブズの技術をすばやく移植した点も評価している。
プライベート・ジェット機タイムシェア・サービス会社、ネットジェッツ(ニュージャージー州ウッドブリッジ)でポータル・マネジャーを務めるチャド・ジャクソン氏によると、同社は1年半ほど前からオハイオ州コロンバスの2つのデータセンターにWebAcceleratorアプライアンス2台を設置して利用してきた。
ジャクソン氏は、WebAcceleratorソフトウェアをバージョン5.0からバージョン5.2にアップグレードして、Webパフォーマンス向上のための多数の標準テンプレートを利用できるようにする予定だと述べている。
ネットジェッツは従来のシステムで、同社ポータルへの2,500人のパイロットのアクセス速度を向上させることができたという。「WebAcceleratorのキャッシング機能によって、WANの輻輳(ふくそう)が軽減され、一部ではダウンロード時間が1,200%も高速化された例も見られた」(ジャクソン氏)
現行のシステムでは、膨大なページ数があるPDF形式のマニュアルから、パイロットが1ページだけをリクエストできるようになっている。つまり、その文書全体をダウンロードする必要がない。
ジャクソン氏は、「WANコストの低減につながっただけでなく、ヘルプデスクへのパイロットからのヘルプデスクへの問い合わせが減少したという面でも、かなりの経費節約になった」と説明している。同社にとって、パイロットの問い合わせのレスポンス速度を向上させるのは、常に重要な検討事項であるという。
なお、F5ネットワークスは、WebAccelerator 5.2と同時に、同社のTMOS対応機器(BIG-IPなど)を集中管理するアプライアンス用ソフトウェアの改訂版「Enterprise Manager 1.2」と、同ソフトウェアを搭載する新しいアプライアンス「Enterprise Manager 3000」(価格は4万9,995ドルから)も発表した。
また、日本国内では8月1日、10同時接続から最大100同時接続までサポートするSSL VPNアプライアンス「FirePass 1200」(価格は153万円から)を発表している。
(マット・ハンブレン/Computerworld オンライン米国版)



