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[米国]
シスコ、Ethernetチップ・ベンダーのグリーンフィールドを買収

(2006年11月14日)

 米国シスコシステムズは11月13日、Ethernetチップ・ベンダーの米国グリーンフィールド・ネットワークスを買収すると発表した。自社のメトロEthernet関連部門に同社の技術/製品を統合するとしている。

 グリーンフィールドは、2000年に創業した未公開企業。高度な機能を処理できるキャリア向けEthernet用プロセッサを製造している。同社の経営陣には、シスコの無線ネットワーキング部門の元責任者であるビル・ロッシ氏をはじめ、数名の元シスコ幹部がいる。

 メトロEthernetは、LAN技術を地域規模に拡大するネットワーク技術で、弾力性に富んだ帯域が特徴の1つだ。すでに、これを利用した企業向けのサービスがプロバイダー各社から提供されている。シスコはすでにメトロEthernetの主要プレーヤーの1社だが、グリーンフィールドが有する技術を補完的に用いることで、キャリア・クラス機能をより短期間に開発できるようになる、としている。

 シスコのコーポレート・ビジネス開発チームでディレクターを務めるロブ・サルバーニョ氏は、「グリーンフィールド製のチップは、コンフィギュレーションという点で、当社のスイッチ製品と相性が良い。このことは、他の要素とともに、当社のスイッチに新機能を搭載するうえで好都合だ」と語る。また、同チームのマネジャーであるスティーブ・フー氏は、同じハードウェア設計でも、コンフィギュレーションをさまざまに変化させることでチップのパケット処理方法を変えられる、と説明する。

 「メトロEthernet分野の製品を数多く手がけている当社にとって、グリーンフィールドの買収は大きなプラスになる。メトロEthernet市場での今後の展開に期待していただきたい」(サルバーニョ氏)

 規制当局の承認が下りれば、シスコの2007会計年度第2四半期中に買収が完了する。その後、グリーンフィールドの従業員60人と同社の製品は、シスコのEthernetおよびワイヤレス部門に統合される見込みだ。

 シスコによると、グリーンフィールドは他のベンダーとの関係を段階的に縮小する予定で、すでに移行計画を策定しているという。ちなみに、グリーンフィールドの顧客企業には、中国のネットワーキング大手である華為技術(Huawei)と米国スリーコムの合弁会社、華為スリーコムも含まれる。華為スリーコムは昨年4月、ハイエンド向けの次世代Ethernetスイッチにグリーンフィールドの「Packetry」チップセットを採用すると発表している。

(ステファン・ローソン/IDG News Service サンフランシスコ支局)






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