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[米国]
次世代Ethernet規格は「100Gbps」──今後2〜3年で製品化

(2006年11月24日)

 米国電気電子技術者協会(IEEE)で特別研究グループの議長を務めるジョン・ダンブロジア氏は11月22日、Ethernetの高速化は順調に進んでおり、今後2〜3年で100ギガビットEthernetの製品が登場する見通しであると表明した。これは、11月16日に同研究グループが次世代データ・ネットワーク技術の性能目標について結論を出したのを受けて行われたもの。

 ダンブロジア氏は、「ローレンス・バークレー国立研究所やケーブル・ネットワーク大手のコムキャストなど、グループに参加したベンダーとユーザーは、いずれは100Gbpsの接続速度が必要になると予想しており、その性能を確保できれば、企業と通信事業者の両方のニーズを満たせる」と説明する。

 Ethernetは30年以上前に発表され、社内LAN用の10Mbpsシステムとして広く普及した。その後、FAST Ethernet(100Mbps)、ギガビットEthernet、10ギガビットEthernetと、新たな規格が次々と登場した。どの規格も標準化が適切に行われたため、多数のベンダーによる競争が促進され、製品価格の低下を牽引した。Ethernetの改良は、遅い接続部分からパケットのストリームを集めることから始まり、その後、最新の高速接続を使った太いパイプに集められるようになる。

 ハイエンドEthernetスイッチ・ベンダーのフォーステンネットワークスでコンポーネント技術担当科学者も務めるダンブロジア氏は、「ビデオ処理や高性能コンピューティングのニーズに加え、データセンターで稼働するアプリケーションの種類や数の増加など、ネットワーク接続の高速化がますます求められている」と指摘する。

 特別研究グループは、次世代のEthernet規格で実現する目標を決定するために、今年7月に設置された。16日にダラスで開かれたIEEEの会合で、100Gbpsという目標値がグループ・メンバーの75%の票を獲得して採択された。

 40Gbps、80Gbps、120Gbpsなど、他のスピードも提案されていたが、いずれも十分な支持を得られなかった。スピードの達成に必要な時間・労力と、それが使われるようになった時点でのニーズをどこまで満たせるかといった点が検討されたという。

 今後、IEEEでは100Gbpsの高速を達成する方法を検討するためのワーキング・グループが編成されることになっている。ダンブロジア氏によると、これまでの規格開発の経緯から判断すると、100Gbps規格のEthernet製品は、2009年末から2010年初めに発売される見通しという。

 ダンブロジア氏によると、今回の規格策定作業は、これまで以上に難しくなるという。具体的な課題について同氏は、発熱および消費電力の低減、ネットワーク機器内のチップ間通信の高速化などを挙げている。

 Ethernet高速化のこれまでの例と同様に、最初に登場するのは光ファイバを使った製品になりそうだ。銅線での実現についてはかなりの困難が予想されるが、ダンブロジア氏はその可能性を否定せず、サイクルが途切れることはないと説明する。

 「これが高速化に関する最後の研究グループになることは決してない。これをやり遂げた後、いずれまた、さらなる高速化が求められるようになる」(ダンブロジア氏)

(スティーブン・ローソン/IDG News Service サンフランシスコ支局)






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