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[米国]
【TIP調査】
NAC技術はまだ未成熟──本格導入は2008年以降に
(2006年12月06日)
米国の市場調査会社ザインフォプロ(TIP)が来年1月に公開する予定の調査リポートによると、これまで米国企業で最優先項目の1つとされてきたNAC(ネットワーク・アクセス制御)技術の勢いにかげりが見え始めている。
この調査は今春と今秋の2回にわたって実施されたもので、回答者の約半数は年間売上高が14億ドル以上の企業、残りの半数は年間売上高が3億〜14億ドルの企業となっている。
調査対象となった126名のネットワーク・プロフェッショナルのうち、「向こう1年以内にNACポリシーの開発または実装を決断する可能性が高い/非常に高い」と答えた回答者は、今春の時点では全体の54%だったのに対し、今秋では17ポイント減って37%となった。
TIPのネットワーキング担当責任者、ビル・トルッセル氏によれば、意思決定にかかわる回答者の多くは「NAC技術はまだ十分に成熟していない」と考えているという。一部には、NACを実装しない理由としてコストを挙げた回答者もいた。そのほか、「ネットワーク・インフラを更新したばかりなので、しばらくは新たなネットワーク技術を実装するつもりはない」という声も聞かれた。
また、ユニバーサルなトラスト・エージェント(ネットワークのエンドポイントでセキュリティ・スキャンを実行し、デバイスのネットワーク・アクセスを制御するソフトウェア)が提供されていない点も、NAC実装の障害になっている。ヘルスケアや金融などの業界では特に、パートナー各社の間でインフラの相互運用性が重要となるからだ。
TIPの情報セキュリティ担当責任者、フィル・ラーナー氏によれば、NACの導入が本格的に始まるのは2008年以降となる見通しだという。
なお、「Windows Vista」のリリースが遅れたことも、こうした傾向に一役買っている。Vistaには、マイクロソフトのネットワーク・ソリューションにおいてコアとなる、Network Access Protection(NAP)と呼ばれる技術が含まれているためである。
(ティム・グリーン/Network World 米国版)
[米国]「NACソリューションの安全性に疑問あり」──セキュリティ専門家が警告
【Black Hat USA 2006 リポート】



