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[世界]
AT&T、グローバル・ネットワーク強化に7億5,000万ドルを投入

VPNサービスの強化やサポート地域の拡大に向け

(2007年03月14日)

 米国AT&Tは3月13日、企業向けグローバル・ネットワークの強化に向け、2007年に7億5,000万ドル以上を投じる計画を明らかにした。VPNサービスへの新機能の追加や、高速接続サービスの提供地域の拡大などを予定している。

 ネットワーク強化の背景には、ビデオ・トラフィックの増加によって、世界的にネットワーク需要が増加しているという事情がある。AT&Tのライバルであるベライゾン・コミュニケーションズも、子会社のベライゾン・ビジネスを通じて、各種の新規サービスの提供に乗り出している。

 AT&Tは今年、企業が独自にVPNルーティング・グループを構成して、パートナーや顧客企業のエクストラネット構築を支援するほか、通信品質保証のためのCoS(Class of Service)機能も新たに提供する方針だ。

 また同社は、向こう数カ月以内に、米国の外からでも同社のMPLS(Multiprotocol Label Switching)VPNに効率的にアクセスできるようにする計画という。

 これまで、海外の顧客企業はAT&Tに155bps以上の回線で接続しないかぎり、フレームリレーかATM(非同期転送モード)を使ってVPNにアクセスする必要があったが、今後は、あらゆる速度の回線でPPP(Point-to-Point Protocol)を利用可能になる。PPPはオーバーヘッドが少ないため、帯域幅をより効率的に活用できる。

 AT&Tはさらに、年内に高速ネットワークの提供地域を大幅に拡大する計画も明らかにしている。これにより、企業ユーザーは今年中に31カ国からEthernet経由でMPLS VPNにアクセスできるようになる。同サービスは、2006年末の時点で、8カ国でしか利用できなかった。

 DSLアクセスについても、対応地域が昨年の19カ国から34カ国に拡大され、衛星および専用回線によるアクセスについては、昨年の19カ国から今年は51カ国に拡大される見通しだ。

 AT&Tによると、今年はフランス、ドイツ、英国、カナダに加え、アジア太平洋地域、中東、南米など、急成長市場でのサービス拡大に焦点を当てる方針という。同社は今年、マレーシア、モロッコ、パキスタン、サウジアラビア、ベトナムのほか、インドの3都市にMPLSネットワーク・ノードを導入する計画だ。

(スティーブン・ローソン/IDG News Service サンフランシスコ支局)






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