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[米国]
サンの新部門、初仕事はマーベルとのライセンス契約

マルチスレッド対応の10ギガビットEthernet技術を供与

(2007年04月04日)

 米国サン・マイクロシステムズは4月3日、マルチスレッド対応の10ギガビットEthernet技術をマーベル・テクノロジー・グループにライセンスすると発表した。サンが1週間前に新設したマイクロエレクトロニクス部門にとっては今回が初の契約となる。

 同部門のエグゼクティブ・バイスプレジデントであるデビッド・イェン氏は3日、「コンシューマー、通信、およびストレージの分野を専門とするファブレス(工場を持たない)半導体企業のマーベルは、当社製マルチスレッド・プロセッサのパフォーマンスを最大限に生かす高性能ネットワーキング製品を製造して販売する」と語った。

 マルチスレッド・プロセッサは、より多くのタスクを同時に処理することができる。しかし、同プロセッサ向けに最適化されていない10ギガビットEthernetはボトルネックになると、イェン氏は指摘する。

 「ボトルネックが存在すると、求められるスループットを実現することは難しくなる。確かにマルチコア・プロセッサはそろいつつものの、それを生かすネットワーク・インタフェースが欠けている」(同氏)

 サンはかねてから、「Project Neptune」の下で、マルチスレッド・プロセッサの能力を最大限に生かすNIC(ネットワーク・インタフェース・カード)とASIC(特定用途向け集積回路)の開発に取り組んできた。

 マーベルは、サンとのライセンス契約に基づき、サンのネットワーキング技術を用いて独自のNICとASIC製品を開発する。マーベルの広報担当者、ダイアン・バナッセ氏によると、サン向けの製品を製造することになるという。

 新設されたサンのマイクロエレクトロニクス部門は、同社のチップ技術などを他社にライセンスすることを主な業務としており、同部門にとってはマーベルが初の供与先となる。

 イェン氏によると、サンとマーベルは、伝送速度40Gbpsに続き、ゆくゆくは100Gbpsの次世代Ethernet技術を共同で開発することも計画中だという。

 なお、マーベルは2006年次営業報告書と2006年第3/第4四半期の決算報告書を提出しなかったため、ナスダック市場での上場廃止に直面している。同社は3月30日、上場廃止の可能性を株主に知らせる通知書を米国証券取引委員会(SEC)に提出した。

(ロバート・マリンズ/IDG News Service サンフランシスコ支局)






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