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[米国]
シスコ、ブランチ・オフィス向け新製品群を発表

リモート・サイトに安全で統合的なネットワーク基盤を提供

(2007年09月28日)

 米国シスコシステムズは今週、企業がリモート・サイトで一貫したセキュリティ、ユニファイド・コミュニケーション、アプリケーション・アクセラレーション、無線サービスを実現できるように設計された一連の製品を発表した。

 発表されたのは、ルータ、スイッチ、メッセージング・ゲートウェイ、侵入防止システム、アプリケーション・アクセラレーション・モジュール、ルーティング・ソフトウェア、無線LANコントローラ・ソフトウェアの新製品。

新製品が投入されたルータ「Cisco 1800」シリーズ

 これらの製品では、企業の支社で勤務するオフィス・ワーカーの増加や、オフィスで使用するアプリケーションやデバイスの高度化、複雑化に対応した機能強化が施されている。

 ヤンキー・グループのアナリスト、ゼウス・カーラバラ氏は、「企業の支社間では、ワークフローや、提供されるITサービスのばらつきが目立っている。多くの企業が、支社間で一貫したアプリケーションやサービスを提供し、統一的な業務環境を構築することを目指している」と話している。

 発表された製品の概要は以下のとおり。

●Cisco 1861 ISR

 ルータ製品ライン「ISR( Integrated Services Router)」の新製品。ISRは2004年の初投入以来、300万台出荷されている。1861 ISRは、構成が固定されたデバイスで、ユニファイド・コミュニケーションとセキュリティ機能が統合されている。最大8ユーザーに対応する。すでに出荷が開始されており、価格は3,995ドルから。

 ユーザーはオプションで、シスコのUnified Communications Manager Express 4.2とUnity Express 2.3 for Survivable Remote Site Telephony(SRST)4.2を追加することで、支社レベルで統合的で安全なユニファイド・コミュニケーションを実現できるという。

●IPS AIM(Intrusion Prevention System Advanced Integration Module)

 ISRのセキュリティを強化するための侵入防止システム・モジュール。インターネットからの悪意あるトラフィックを識別、分類、停止するとともに、支社のマルウェア感染ホストに起因するWANリンクの過負荷を軽減するよう設計されている。11月に出荷される予定で、価格は3,000ドルから。

●Catalyst 2960 LAN Lite Series Switches

 LAN Lite Cisco IOSソフトウェアが搭載されたCatalystスイッチの新製品。100Mbps Ethernetポートを24〜48基搭載する。インテリジェント・ハブや管理型スイッチを持たないユーザーが、エントリー・レベルのセキュリティ、QoS、可用性を備えたスケーラブルな管理型スイッチ環境を容易に構築できるよう設計されている。出荷はすでに開始されており、価格は995ドルから。

●Unified Messaging Gateway

 新しいメッセージング・ゲートウェイ。シスコのボイスメール・システム「Unity」「Unity Express」の新リリースに対応したスケーラブルなディレクトリ・サービスを提供する。ボイスメール・メッセージのインテリジェント・ルーティングや、最大1万のボイスメール・システム間でのサブスクライバー/ディレクトリ情報の交換が可能。11月に出荷される予定で、価格は250ノード時の9,000ドルから。

●Cisco PfR(Performance Routing)

 シスコのルーティング・ソフトウェア「IOS」の機能を拡張するためのソフトウェア。インターネット・トラフィック、パフォーマンス・ボトルネック、全体的な環境を監視して、ネットワーク経路を最適化できるように設計されている。出荷はすでに開始されている。

●Wide Area Application Services Network Module NME 522

 シスコの3800 ISRに対応するアプリケーション・アクセラレーション・モジュール。企業が支社のサーバとストレージをデータセンターに統合し、アプリケーションの集中運用管理を行いながら、リモート・ユーザーにLAN並みのパフォーマンスを提供できるように設計されている。すでに出荷が開始されており、発売プロモーション価格(トランスポート・ライセンスが6,950ドルから、エンタープライズ・ライセンスが9,950ドルから)で販売されている。
 

 このほかにシスコは、2800および3800 ISRに対応するWireless LAN Controllerモジュール製品について、ソフトウェア・アップグレードによってIEEE 802.11nをサポートしたことを明らかにした。

 802.11n仕様は、現在ドラフト2.0の段階だが、この仕様に基づく無線ネットワークは、既存ネットワークに比べ最大5倍のパフォーマンスを発揮すると言われる。シスコは先ごろ、802.11n対応の無線LANアクセス・ポイントを発表している(関連記事)。

(ジム・ダフィ/Network World オンライン米国版)






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