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[米国]
IBM、ブレード・サーバの変更作業を軽減するI/O仮想化ツールを発表
「数日間かかっていたプロビジョニング作業が数分で完了する」
(2007年11月20日)
米国IBMは11月19日、I/Oアドレスの割り当てプロセスを自動化し、特定ブレード・サーバの作業負荷を別のブレード・サーバに容易に移行できるI/O仮想化ツール「IBM BladeCenter Open Fabric Manager」を発表した。IBMでは出荷予定を来月中旬としている。
同ツールは各ベンダーのスイッチと互換性のあるオープン技術を採用している。調査会社米国Pund-IT Researchのアナリスト、ジョー・クラビー(Joe Clabby)氏はIBM製品に関する調査リポートの中で、「I/Oアドレスを仮想化する技術を利用すれば、管理者はプロビジョニングや負荷の変動を調整する作業を軽減できる」と指摘している。
プロビジョニングなどを行う場合、以前であれば管理者はMACアドレスとWWN(World Wide Name)識別子を各サーバ割り当て、基本的なハードウェア・セットアップを行ったあとにLANとSAN(Storage Area Network)の接続アドレスを割り当てなければならなかった。またこのプロセスは、インストールされているすべてのサーバに実行する必要があった。
Clabby氏は、「新しいサーバを導入したり既存サーバを交換したりする場合、IBMのBladeCenter Open Fabric Managerを使用すれば、個々のブレード・サーバを外部のネットワークと物理的にマッピングしなくても、自動的に新しいサーバや再構成されたサーバをマッピングする。これによって管理者は数日間かけて行っていた構成変更作業を、わずか数分で実行できる」と語っている。
BladeCenter Open Fabric Managerは、米国Hewlett-Packard(HP)の製品と競合する可能性が高い。Clabby氏は両社のI/O仮想化ツールの違いを以下のように指摘する。
「HPのツールは“シンプル”であり、管理者の技術が多少未熟でも運用できる。ただし価格はIBMのツールよりも高価だ。例えばHPの管理モジュール『Virtual Connect』は、I/Oアドレス管理機能とハードウェアを備えたEthernet版が5,600ドル、同Fibre Channel版が8,000ドルとなっている。一方、IBMのEthernetスイッチは999ドル、Fibre Channelは5,000ドルだ。また、BladeCenter Open Fabric Managerを使用してI/Oの仮想化を実行するのに必要なコストは、ブレード・サーバ14台で構成されるシャーシ1台当たり1,499ドル〜1,999ドルで足りる」
IBMでBladeCenterビジネス・ライン・マネジャーを務めるスチュワート・マクレー(Stuart McRae)氏は、「BladeCenter Open Fabric ManagerはBlade Network Technologies、Brocade、Cisco Systems、 Emulex, NetXen、QLogicといったベンダーの製品をサポートしており、その点においてはHPより一歩リードしている。顧客はIBMの製品を利用することで、自社が必要としている機能を搭載するスイッチを選択できると同時に、コスト削減も実現できる」とコメントしている。
(Jon Brodkin/Network World オンライン米国版)
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