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[米国]
Cisco、 コンシューマー向け新製品/新技術の開発を推進
来年のCESで成果の一部を発表予定。仮想化技術は36カ月以内に開発
(2007年12月14日)
米国Cisco Systemsは企業向けネットワーク製品の最大手として有名だが、コンシューマー向けの製品・技術開発にも強い関心を抱いている。その中にはホーム・コンピュータ向けの仮想化技術も含まれている。
2008年1月に米国ラスベガスで開催される家電/情報通信/エレクトロニクスに関する総合展示会「2008 International CES(Consumer Electronics Show)」で、Ciscoはコンシューマー用途での利用を想定した新技術/新製品の一部を披露する予定だ。また、今後3年間でコンシューマー向け新技術/新製品を順次発表していくという。
Cisco傘下の米国Scientific Atlantaで戦略担当バイスプレジデントを務めるルイス・アビラ(Luis Avila)氏は先ごろ、サンノゼで開催されたCiscoのアナリスト向け年次コンファレンス「C-Scape 2007」で、多数のコンシューマー向け製品を同社がCESで発表することを明らかにした。
Avila氏は発表予定の製品のうち、セットトップ・ボックスの新モデルにだけ具体的に言及した。新製品はMPEG-4に対応しており、現行のMPEG-2対応デバイスと比較すると、約4分の1の帯域でHD品質の動画を表示できるという。
Ciscoはコンシューマーをターゲットにさまざまな取り組みを推進している。その1つとして、ビデオ/写真/音楽/音声データ/ホーム・ビデオの利用をサポートする「The Connected Home」がある。Scientific Atlantaは今年のCESにも出展し、オンデマンド型DVD配信サービスで活用する「Direct to Disc」技術などを披露した。
Ciscoのデータセンター/スイッチング/セキュリティ技術グループの上級バイスプレジデント、ジェイシュリー・ウラル(Jayshree Ullal)氏は、WAN回線の高速化とサービス品質管理を実現する「Wide Area Application Services(WAAS)」技術のサポート対象を、来年はモバイル・デバイスにまで拡大する予定だと語った。
Ciscoの広報担当者によれば、ノートPCをはじめとしたモバイル・デバイスの利用企業と、ネットワーク・サービスをコンシューマーに提供するサービス・プロバイダーの両方が、WAAS技術を活用できるという。
さらにUllal氏は、コンシューマー向けのデスクトップPCやセットトップ・ボックスにおける仮想化技術を今後36カ月以内に開発する計画だと述べている。仮想化は、Ciscoが今年7月に発表した「Data Center 3.0」構想の中で核となる技術である。
Ciscoの仮想化技術によりサービス・プロバイダーが仮想化環境を運用するようになれば、シン・クライアントPCをコンシューマーが利用できるようになる可能性も出てくる。この場合、ストレージやコンピューティング機能はプロバイダーがホスティングする。
また、シン・クライアント環境がコンシューマーに提供されれば、デスクトップPCやセットトップ・ボックスよりも小さなデバイスをコンシューマーが使えるようになるほか、プロバイダーのデータセンターに加えてパートナー企業が保有するデータセンターへもネットワークを通じてアクセスできるようになり、コンシューマーは膨大なリソースを活用できるようになると、アナリストは見ている。
(Matt Hamblen/Computerworld オンライン米国版)
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