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[米国]
HP、データセンターの仮想化をサポートするハイエンド・サーバと新サービスを発表
需要の高まりを受け、製品/サービスを拡充。他社対抗も意識
(2008年03月18日)
米国Hewlett-Packard(HP)は3月17日、x86サーバの最上位モデルとなる「HP ProLiant DL785 G5」を発表した。出荷開始は5月から。また同社は、今年2月に買収したコンサルティング会社の米国EYP Mission Critical Facilitiesを通じて、データセンター設計関連のコンサルティング・サービス「HP Data Center Transformation」を提供開始する計画も明らかにした。
| HP ProLiant DL785 G5 |
ProLiant DL785 G5は、AMDのクアッドコアOpteronプロセッサを搭載する8ソケット対応システムで、メモリは最大256GBをサポートする。HPのData Center Transformation担当ワールドワイド・ディレクター、ジョン・ベネット(John Bennett)氏は、「データセンターの業務改善に向けた取り組みの一環として、ハードウェアの能力を高めることは重要だ」と語っている。
また同氏は、顧客のシステム環境を統合し、仮想環境への移行を促すには、「大規模なアプリケーションに対応する必要がある」とも述べている。
Data Center Transformationには、新しいデータセンターの構築だけではなく、ITを最適化するためのサービスやソフトウェア、データセンターの改良など、さまざまなコンサルティング・メニューが盛り込まれている。また、物理リソースと仮想リソースの分析および最適化を支援する「HP Insight Dynamics」と呼ばれる新しいソフトウェアや、システム運用管理ソフトウェアの「HP Operations Orchestration」にも同梱される新しい自動化ツールが提供されるという。
HPは、これら一連の動きについて、さまざまなビジネスのトレンドに促されたものと説明している。同社がビジネス担当役員とIT担当役員161人を対象に実施した調査の結果によると、回答者の3分の1は、2〜5年後には自社のデータセンターがビジネスのニーズに対応できなくなるという懸念を抱いているという。なお、この調査結果は、昨年米国環境保護庁(EPA)が行った調査の結果と間接的に符合する。この調査の中でEPAは、コンピュータとデータセンターの消費電力が5年後に倍増するとの見通しを示していた。
またHPは、ライバルからの圧力にも直面している。米国の調査会社Pund-IT Researchのアナリスト、チャールズ・キング(Charles King)氏は、「HPは4ソケット以下のシステムで市場をリードしているが、Windows Server 2008のリリースに伴い、企業内でx86サーバのニーズが高まっているなか、他社に対抗するために8ソケット・システムを投入する必要があった」と指摘する。
米国Forrester Researchのアナリスト、ブラッド・デイ(Brad Day)氏も、「IBMのGlobal Technology Services部門が大きな成功を収めていることから、HPもそれに追随しようとしているのではないか」との見方を示している。また同氏は、データセンターを構築したり、管理したりする際には、エンジニアリングや電力、冷却などさまざまな課題に対処する必要があるため、「有力ベンダーがデータセンター関連の製品やサービスを拡充し、さまざまな課題に対応してくれれば、ユーザーにとっては好都合だ」とも述べている。
(Patrick Thibodeau/Computerworld オンライン米国版)
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