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Windows Server 2008

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【Windows Server 2008 実践評価ガイド】
Windows Server 2008が革新するITインフラストラクチャ

SOHOからデータセンターまで、すべてのシステムを支える!

(2008年03月26日)

Windows Server 2008は、スモールビジネスから基幹業務システムのプラットフォーム、さらに大規模データセンターまで、あらゆる用途と規模に対応できる信頼性、柔軟性を備える。本稿では、Windows Server 2008が提供するスケーラブルで可用性の高いインフラストラクチャ機能を紹介する。

山市 良

【GUI-less Server】
長らく待ち望まれていた
GUIレスのWindowsサーバ“Server Core”

画面1● Server Coreのサーバにログオンすると、コマンドプロンプトだけのデスクトップが表示される。MSIパッケージのインストーラや、メモ帳などのいくつかのGUIツールは動作する

 Windows Server 2008では、オーバーヘッドのない最小のサーバ環境である「Server Core」というインストールオプションが提供される。Server Coreは特定のサービスを提供する専用サーバとしての運用を意図したもので、インストールされるコンポーネントが少ないぶん、ぜい弱性の影響を受けにくく、メンテナンス機会が少なくて済む(画面1)。

 また、最小限のリソースでサーバを稼働できるメリットもある。Server Coreのインストールで消費されるディスクスペースはわずか数GBだ。Server Coreで実行可能な主な役割としては、次のものがある。

  • DHCPサーバ/DNSサーバ
  • ファイルサービス
  • 印刷サービス
  • Active Directory ドメインサービス(AD DS)
  • Active Directory ライトウェイトディレクトリサービス(AD LDS)
  • インターネットインフォメーションサービス(IIS 7.0)
  • Hyper-Vのペアレントパーティション(予定)
画面2● Server Coreにインストール可能な役割と現在のインストール状況は、「Oclist.exe」コマンドで確認できる。役割を追加するには、「Ocsetup <パッケージ名>」を実行する。なお、ドメインコントローラ機能のインストールには、「Dcpromo.exe」を使用する

 このほか、TelnetクライアントやSNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)、WINS(Windows Internet Name Service)、Windows Serverバックアップ、ネットワーク負荷分散など、個別機能もサポートする。

 インストール可能な役割と機能、およびインストール済みの役割と機能は、Server Core上の「Oclist」コマンドで確認できる。新たに役割や機能をインストールするには「Oclist」コマンドで確認したパッケージ名を指定して、「Ocsetup」コマンドを実行する(画面2)。

 例えば、DNSサーバの役割は、次のコマンドでインストールできる。

Ocsetup DNS-Server-Core-Role
画面3● 「コンピュータの管理」でServer Coreのサーバに接続し、GUIで管理する

 ただし、AD DSだけは「Ocsetup」コマンドではなく、「Dcpromo.exe」でインストールすることに注意したい。この場合は、RODCとしてセットアップすることも可能だ。

 日常的な管理は、リモートのコンピュータが備えるMMCベースの管理ツールを使用して行えばよい(画面3)。

 なお、Server CoreでもWindowsファイアウォールはデフォルトで有効になっている。したがって、リモート管理を行うには、ファイアウォールの例外を定義する必要がある。

 「コンピュータの管理」など、標準的な管理ツールによるリモート管理には、少なくともSMB(サーバメッセージブロック)のポートと、Microsoft RPC(リモートプロシージャコール)のポートを許可しなければならない。それには、「NETSH」コマンドを使用して、次のコマンドラインを実行する。

netsh firewall set service FILEANDPRINT enable SUBNET
netsh firewall set service REMOTEADMIN enable SUBNET

 なお、管理ツールによっては、さらに例外を設定する必要があるだろう。詳しくは、Windows Server 2003向けの資料であるが、次のドキュメントが参考になるだろう。

●Windowsファイアウォールの設定:リモート管理ツール
http://www.microsoft.com/japan/technet/windowsserver/2003/library
/techref/62d661cc-8267-4440-aacc-55358c602a08.mspx

【評価ガイド1】
Server Coreのインストールと構成

 Server CoreはGUIの管理ツールを持たないため、初期設定はすべてコマンドラインで行うことになる。役割の追加方法はすでに解説したので、ここではコンピュータ名の設定やネットワークの設定など最低限の初期設定と、ログオフ、シャットダウン操作を行うコマンドラインを紹介しよう。
 

■コンピュータ名の設定
NETDOM RENAMECOMPUTER %COMPUTERNAME% /NewName:<新しいコンピュータ名>
■管理者パスワードの設定
NET USER Administrator <パスワード>
■IPアドレス、DNSネームサーバの設定
netsh interface ipv4 show interfaces(インタフェースのID番号の確認)
netsh interface ipv4 set address name="<上記のコマンドで確認を行ったインタフェースのID番号>" source=static address=<IPアドレス> mask=<サブネットマスク> gateway=<デフォルトゲートウェイのIPアドレス>
netsh interface ipv4 set dns "<インタフェースのID番号>" static <プライマリネームサーバのIPアドレス>
■Active Directoryドメインへの参加
NETDOM JOIN ComputerName /domain:<ドメイン名> /userD:<ドメイン管理者のアカウント名> /passwordD:<ドメイン管理者のパスワード>(userDとpasswordDのDを忘れずに)
■Windowsのライセンス認証
Cscript %Windir%¥system32¥Slmgr.vbs -ato
■ログオフ、シャットダウンの操作
logoff(ログオフ)
shutdown /s(シャットダウン)
shutdown /r(再起動)

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