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[国内]
サン、マルチベンダー対応と大幅な機能強化、パフォーマンス向上を図ったSolaris 10を発表
(2004年11月30日)
サン・マイクロシステムズは2004年11月30日、Solaris 10の国内発表を行った。
2年半ぶりのメジャー・バージョンアップとなる同OSは、2005年1月31日から無償ダウンロードの形態で提供される。同OSは、UltraSPARCのほか、インテルのXeonやAMDのOpteronといったx86系プロセッサをサポートし、270種類以上のサーバ・マシンで動作する。
Solaris 10の記者発表会において、同社代表取締役社長のダン・ミラー氏は、「サンはコミュニティとの協調と技術革新という2つの方向性に注力することで成功を収めてきた。その基本に立ち返り、Solaris 10をオープンソース・コミュニティに提供することを決めた」と語った。
続いて登壇した同社の専務取締役営業統括本部長である末次朝彦氏は、今後のビジネス・トレンドについて、ソフトウェアではなくサービスを売るように変化すると述べたうえで、「そのトレンドに合わせ、4CPU以下の環境ではSolaris 10を無償で利用できるようにした」と語った。なお、5CPU以上の環境におけるライセンス料は後日発表されるという。
新たに用意された年額制サポート・サービスは3種類あり、その料金は、90日間の導入サポートを受けられる「ベーシック・サービス」が1万4,400円、週5日・1日12時間の電話サポートを受けられる「スタンダード・サービス」が2万8,800円、24時間の電話サポートを受けられる「プレミアム・サービス」が4万3,200円となっている。また、重要なセキュリティ問題を解決するためのセキュリティ修正モジュールに関しては、サポート・サービスを申し込まなくても無償で利用できる。
Solaris 10の主な新機能としては、システムの運用管理や問題修復にかかわる作業を自動化する機能、パフォーマンス低下の原因解明を容易にする機能、1台のサーバ上で複数の仮想OSを稼働させることができる論理パーティショニング機能、セキュアOSであるTrusted Solarisで採用されていた高度なセキュリティ機能などが挙げられる。さらに、今後のアップデート・リリースにて、すぐれたデータ復元機能を備える次世代ファイルシステム「Solaris ZFS」と、Linux用に開発されたアプリケーションを実行可能にする機能が実装される予定である。
| Solaris 9からの処理性能向上率を示すスライド |
同社のプロダクト・マーケティング本部本部長である纐纈昌嗣氏は、「Solaris 10では、アプリケーションのパフォーマンスが大幅に向上する」と説明した。さらに同氏は、AIXやHP-UXがx86系プロセッサをサポートしていないことから、スタンダードなOSとして生き残るのは、SolarisとWindows、そしてRed Hat Linuxの3つに絞られるだろうと述べた。
一方、Solaris 10はItanium 2をサポートしないのかという質問に対して末次氏は、「サーバ用のCPUも今後淘汰され、スタンダードとして残るのは、UltraSPARCとx86系の2つだ」と答えた。
なお、Solaris 10のオープンソース化の詳細については、近日中に発表される予定だ。
(石井政男/Computerworld)

