【 ここから本文 】
- TOP
- > Topics : IT企業業績
- >
IT企業業績
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
[米国]
苦境のAMD、6四半期連続で損失を計上
「さらなるリストラと事業の見直しを検討」とCEO
(2008年04月18日)
米国AMDは4月17日、2008年第1四半期(1-3月期)の決算を発表し、6四半期連続で損失を計上したことを明らかにした。
発表によると、2008年第1四半期の売上高は、前年同期比22%増の15億500万ドルだったものの、純損失は3億5,800万ドル(1株当たりの損益は59セント)だった。2006年に買収したグラフィックス・ベンダー、ATI Technologiesの関連費用を除いた損失額は、3億800万ドル(1株当たりの損益は51セント)だった。
今回の業績不振は、アナリストの予測どおりだった。AMDは先週、すべての業務部門の販売不振に伴い、2008年第1四半期の売上高見通しを下方修正していた(関連記事)。また同日、従業員の10%を今年9月までに一時解雇し、コスト削減を図るという計画も発表していた。
さらに、売上高見通しを下方修正した数日後、窮状に追い打ちをかけるように、同社のCTOであるフィル・ヘスター(Phil Hester)氏が辞任した。
一方、AMDのライバルである米国Intelは、対照的な好調ぶりを示している。Intelが4月15日に発表した2008年第1四半期(1-3月期)決算発表によると、同四半期の売上高は、前年同期比9%増の96億7,000万ドル、純利益は前年同期比12%減の14億ドル(1株当たり25セント)で、売上高はアナリストの事前予測をわずかに上回った(関連記事)。
AMDのCEO、ヘクター・ルイズ(Hector Ruiz)氏は4月17日、アナリストとの電話会見で、今後さらに人員削減と事業の見直しを行うことを明らかにした。
「すべての業務を見直し、われわれの中核製品であるx86プロセッサとグラフィックス製品が堅調なビジネスとなるよう、注力する必要がある。現在扱っている製品で、x86プロセッサとグラフィックス製品の“お荷物”になる製品があるとすれば、それらは取り除く必要がある」(Ruiz氏)
AMDの業績好転のカギを握るのが、45ナノメートル(nm)製造プロセスによるプロセッサだ。同社は今年後半にサーバ用プロセッサ「Shanghai」と、デスクトップ用の「Deneb」(共に開発コード名)を出荷するとしている。同社CFO(最高財務責任者)のロバート・リベット(Robert Rivet)氏は、「ShanghaiとDenebの発売は、まちがいなく“カンフル剤”になる」とし、今年末までには黒字に転向させたいと語った。
(Robert McMillan/IDG News Serviceサンフランシスコ支局)
- 関連キーワード
- 米国AMD│IT企業業績│マルチコア・コンピューティング
[米国]ATI買収コストに苦しむAMD、従業員を10%削減へ
2008年1Qの売上高見通しも下方修正
[米国]インテル、1Q決算は増収減益――アナリスト予想とほぼ一致
モバイル・プロセッサの需要が続伸、全売上高の3分の1を占める
4四半期連続で純損失を計上、ATI買収費用が足をひっぱる
[米国]4Q報告、買収など大手ITベンダー各社の発表ラッシュにも「霧は晴れず」
低迷傾向の米国IT市場に本物の“好材料”が訪れる日はいつ?
[世界]【SIA調査】2007年の世界半導体売上高、SIAが予測を大幅に下方修正
プロセッサ/DRAM価格の下落が影響

