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[米国] 【Tech・Ed 2008】
マイクロソフト、モデル駆動開発プロジェクト「Oslo」の成果を今年10月に披露へ

宣言型概念、リポジトリ、モデリングに対応した3コンポーネントを発表予定

(2008年06月04日)

 米国Microsoftは6月3日、モデル駆動開発を取り入れた「Oslo」プロジェクトに含まれる3つの主要コンポーネントのCTP(Community Technology Preview)版を、今年10月に披露する予定であることを明らかにした。米国フロリダ州オーランドで開催中の開発者向けコンファレンス「Tech・Ed Developers 2008」の会場で、同社の幹部が語った。

 Microsoftコネクテッド・システムズ部門の製品管理担当ディレクター、スティーブン・マーチン(Steven Martin)氏によると、同CTP版は宣言型言語、リポジトリ、モデリング・ツールに関するもので、10月27日から30日まで米国ロサンゼルスで開催される「Microsoft Professional Developers Conference」に合わせて発表されるという。

 2007年秋に詳細が明らかになったOsloは、モデル駆動開発の手法に基づいたコンポジット・アプリケーション開発構想である。Microsoftによると、同プロジェクトで特に重視されているのがコラボレーション機能だという。Martin氏は、「われわれが目指しているのは、技術職と非技術職のスタッフが設計面でコラボレーションできるような世界を実現することだ」と語っている。

 10月に披露されるCTP版のうち、宣言型言語に関するものは、宣言型プログラミングの概念を応用することでアプリケーションのカスタマイズを容易にするとともに、作成しなければならないコードの量を減らす役割を担っており、開発プラットフォームのVisual StudioやBizTalkの中で使用される。

 リポジトリに関するものは、SQL Serverをベースにしており、アプリケーション・ライフサイクル管理プラットフォームのVisual Studio Team System、Microsoft System Center、BizTalkなどさまざまな製品においてアプリケーションの統一的な表示を可能にする。また、Microsoft製品に含まれる複数のリポジトリを統一する役割も担っている。

 モデリング・ツールは、さまざまなアプリケーションを構築するためのグラフィカル・ツールで、スキーマ・デザインをサポートし、Visual StudioやBizTalkなどのMicrosoft製品で利用可能だ。

 Martin氏は、Osloについて、「IBMの技術よりも魅力的なものになる」と強調した。「IBMの製品は大手企業の専門技術者向けという性格が強いが、われわれの製品は多くのエンドユーザーに支持されるはずだ」(同氏)

 今回のTech・Edでは、Visual Studio Team Systemの次期リリース(Rosario:開発コード名)でUnified Modeling Language(UML)をサポートすることも発表された。

 またこの日には、リッチ・インターネット・アプリケーション(RIA)技術であるSilverlight 2の第2ベータ版もリリースされている。同社のディベロッパー・ツール・マーケティング担当ディレクター、デーブ・メンドレン(Dave Mendlen)氏は、Silverlightが独自技術であり、Ajaxのような標準ベースの技術ではないと認めながらも、ビデオ・ストリーミングなどの多彩な機能を実現できると説明した。

 このほか同社は、Sync Frameworkを2008年第3四半期にリリースする予定であることも明らかにした。Sync Frameworkを使えば、音楽ファイルなどさまざまなタイプのコンテンツを各種システム間で移動させることができるという。

(Paul Krill/InfoWorld米国版)




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