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[米国]
【LinuxWorld San Francisco 2008】
“Cambridge”こと次期Fedoraのアルファ版が公開
無線接続機能やオーディオ・データのフィード機能を強化
(2008年08月06日)
米国Red Hatが主導するFedora Projectは8月5日、サンフランシスコで開催中の「LinuxWorld Conference&Expo 2008」(8月4日-7日)に合わせて、Linuxディストリビューション「Fedora 10」(開発コード名:Cambridge)のアルファ版を公開した。新版では、オーディオやセキュリティのほか、無線接続機能が強化されている。
Fedoraは、Red Hatの支援を受けて無料で提供されているLinuxディストリビューションで、Red Hatの企業向けLinuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」のほか、各種Linuxディストリビューションのコード・ベースとなっている。
| Fedora 10のリリース・ノート |
Red Hatは5日付けのブログ・エントリで、Fedora 10アルファ版の新機能について挙げている。
Fedora 10のアルファ版で開発者がテストできる新機能としては、サウンド・サーバ「PulseAudio」のスタック用に追加されたタイム・ベースのスケジューリング機能がある。「このスケジューリング機能により、PulseAudioサーバ上の複数のソースのオーディオ・データを、複数のクライアントに同時に送信できるようになる」と、Fedora Projectのリーダー、ポール・フリーズ(Paul Frields)氏はメールで説明した。
同氏によると、タイム・ベースのスケジューリングにより、PulseAudioはシステム負荷に合わせた形でオーディオ・データのフィード方法を自動的に調整し、必要に応じてオーディオ・データを提供する。従来のPulseAudioでは割り込みベースのスケジューリングが用いられており、オーディオ・データの処理はハードウェア・デバイスやオーディオ・アプリケーションの影響を受けやすかったという。
またFedora 10は、新しいセキュリティ監査/侵入検知システム「SecTool」も搭載する。「SecToolを使えば、システム管理者はコマンドラインかグラフィカル・インタフェースのいずれかを使って、任意のシステムの設定ミスや異常を検出するためのテストを選択できる」とFrields氏。SecToolは、bashシェルのほか、PythonやPerlなどのスクリプト言語に対応する。
さらに、NetworkManager機能の一部として、アドホックWi-Fi接続の簡単な構築をサポートしている。ネットワーク接続環境とスペアの無線カードを備えたマシンであれば、アドホックの無線ネットワークを容易に構築できるという。
Fedora 10の正式版は11月に公開される予定だ。アルファ版はFedora ProjectのWebサイトからダウンロードできる。
(Elizabeth Montalbano/IDG News Serviceニューヨーク支局)
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