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[米国]
Windows 7とIE 8の重要課題はパフォーマンス――マイクロソフトが難題解決に意欲

Vistaの二の舞を避けるべく、Windows 7では6つの要改良点を設定

(2008年08月29日)

 Windows VistaとInternet Explorer 7(IE 7)を悩ませているパフォーマンス問題。次期バージョンでもこの難題の解決が重要な目標であると、Microsoftが同社のブログで明らかにした。

 IE 7とVistaは登場当初からパフォーマンスの問題を抱えており、製品の評判を落とす要因の1つにもなっている。IE 7の頻繁なクラッシュと動作の遅さに嫌気がさしたIEユーザーが、米国Mozillaの「Firefox」に乗り換えるケースも決して少なくはない。またVistaについても、バグやWindows XPとの非互換性、その他の問題に関して、これまで多数の具体例が報告されている。

Microsoftは公式ブログ「Engineering Windows 7」でパフォーマンス問題に言及

 こうした事態を繰り返さないよう、最新の注意を払って次期バージョン(Windows 7とIE 8)の開発を進めていると、Microsoftは社内ブログ(「Engineering Windows 7」と「IEblog」)で述べている(関連記事)。

 Engineering Windows 7にポストされたエントリーには次のように記されている。「われわれはWindows 7(そしてIE 8)で、この領域(パフォーマンス)への取り組みに力を傾けてきた。これは、われわれのフィーチャー・チームのすべてにまたがる重要なイニシアチブの1つであり、また、フィーチャー・チームの1つにおいては至上命題となっている」

 とはいえ、この種の問題が非常にやっかいであることは明らかだ。あるアナリストは、パフォーマンス向上、特にWindows 7のパフォーマンスを高めるのにMicrosoftはかなり苦労すると見ている。

 「Microsoftがパフォーマンスに焦点を合わせようとしているのは意外なことではない。だが、どの程度の向上を実現できるのか、現時点では多少懐疑的だ」と、Directions on Microsoftのアナリスト、マイケル・チェリー(Michael Cherry)氏は語る。

 チェリー氏は、Windows 7のパフォーマンスを高めるうえで、Vistaでセキュリティを優先課題にしたときと同様のアプローチを取ることを勧めている。VistaのケースでMicrosoftは、Vistaの全フィーチャーがセキュリティ属性を持つよう設計した。

 「Vistaのときと同様、Microsoftは優先課題としてWindows 7のパフォーマンスに取り組むべきだ。Windows 7に組み込むコードの全作成者が、そのコードのセキュリティと信頼性をできるかぎり高めるよう努力するのと同時に、そのコードのパフォーマンス向上にも取り組むようにしたほうがよい」(チェリー氏)

 Engineering Windows 7の記事によると、Windows 7開発チームは6つの改良に焦点を合わせている。それは、メモリ使用率、CPU使用率、ディスクI/O、起動/シャットダウン/スタンバイ/レジューム機能、ベース・システム、ディスク・フットプリントである。

 とりわけCPU使用率は、Vistaでも問題視されていた点だ。チェリー氏によると、64ビットCPUと2GBメモリ搭載のPCで32ビット版Vistaを動かし、その上で「Outlook」を起動すると、2分近くにわたってCPUリソースが100%使用されてしまうという。

 MicrosoftはWindows 7の重要なエンジニアリング目標として、「CPU使用率を低く抑え、マルチユーザー利用時のレスポンス向上や省電力を実現すること」を挙げている。

 一方、IE 8ではWebブラウズ時のページとイメージのロード(読み込み)にかかる時間を短くすることに改良のフォーカスが置かれているようだ。MicrosoftはIEblogに、レンダリング・エンジンとネットワーキングを改良することの必要性を認識していると記している。

 IE 8はどうやらWindows 7の一部になりそうである。なお、Microsoftは8月27日にIE 8のベータ2版を一般リリースしている(関連記事)。

(Elizabeth Montalbano/IDG News Serviceニューヨーク支局)




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