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[国内]
マネジメント型Linux OSの普及を推進する「Nature's Linux Alliance」が発足

(2004年03月12日)

Nature's Linux Allianceの代表を務める、IPテレコム代表取締役社長の関崎裕一氏(前列中央)と、同アライアンス参加企業の代表者

 今年3月12日、Linuxディストリビューションの「Nature's Linux」の開発・販売を目的とした、企業14社によるアライアンス、Nature's Linux Alliance(以下、NLA)の設立発表会が行われた。

 Nature's Linuxは、開発元であるIPテレコムが「マネジメント型のLinux OS」と呼ぶLinuxディストリビューションである。同ディストリビューションは、システム領域とサービス領域を分離することで、さまざまなセキュリティ・リスクの抑制・制御を実現する「PMC-SSSF」アーキテクチャを採用し、製品パッケージは、オープンな開発環境を提供する「開発版」と、監視サポート・サービスが標準で付属する「商用版」の2種類で構成される。
 NLAの代表に就任した、IPテレコム代表取締役社長の関崎裕一氏は、「昨今、頻繁に起きている情報漏洩のニュースは、ネットワークの発展に伴うかたちで露呈してきた問題だ。情報漏洩を防ぐためには、システム管理と情報管理の領域は、きちんと分離されている必要がある。そうしたセキュアで安全に動作するネットワークの構築を実現するのが、Nature's Linuxである」と語った。
 今後、NLAに参加する14社は、Nature's Linuxの共同開発、調査研究、広報・販売活動などを行っていく。同アライアンスの主な活動内容は以下の4つである。

●Nature's Linuxを中心に構築されたオープンでセキュアな次世代ネットワークに関するさまざまな情報の収集と公開
●新しいビジネスの検討と開発
●業種業態別・地域別ソリューションの検討および開発と販売構築
●参加会員企業同士の情報交換など

 なお、関崎氏によると、NLAの参加企業数の目標として、年内に50社の参加を目指しているという。
 また、発表会では、NLAが開発した製品の第1弾として、「広域型セキュアファイル暗号化ソリューション」を近日中にリリースすると発表した。同ソリューションは、参加企業であるシーフォーテクノロジーが開発した暗号化技術をベースとするもので、ファイル所有者以外のユーザーは、例え管理者権限を持っていても、アクセスを許可しないといった設定が可能なファイル管理システムを提供する。なお、NLAによると、同アライアンスは、今年5月以降には、第2弾として、「VPNソリューション」、「地域ブランドポータルシステム」の提供を予定しているという。

(山部素子/Computerworld)






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