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[国内]
ミラクル・リナックス、アジア市場に特化したLinux OS「MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside」をリリース
(2004年06月11日)
| MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside |
ミラクル・リナックスは今年6月11日、サーバ向けLinuxディストリビューションの新版「MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside」(以下、MIRACLE LINUX V3.0)の出荷を開始した。
同OSは、アジア地域において共通したLinux環境を実現するためのディストリビューション・コア「Asianux 1.0」をベースに開発された。Asianuxは、同社と中国のディストリビューション・ベンダーであるレッド・フラッグ・ソフトウェアとの共同開発プロジェクトの成果であり、ローカル言語への対応などアジア各国のユーザー・ニーズにこたえる機能が装備されている。両社は、Asianuxによって、アジア各国で共通したサポートの提供やインフラの構築を行うことで、アジア地域における業界標準のLinuxディストリビューションの実現を目指している。
Asianuxの開発は、中国・北京市で行われており、プロジェクト参加企業から開発者が集まり、開発チームが構成されている。ここで作成されたAsianuxは、変更を加えず、各参加企業に配付されることになる。
Asianux 1.0は、レッド・フラッグがMIRACLE LINUX V3.0と同時期に中国で出荷したLinux OS「Red Flag DC Server 4.1」にも同梱されており、両社の製品は、対応ハードウェア/ソフトウェアも含め、完全に同一の構成となっている。
現在、Asianuxプロジェクトに参加しているディストリビューション・ベンダーは、開発元であるミラクル・リナックスとレッド・フラッグの2社のみとなっているが、今後は、日本、中国、韓国の3カ国を中心に、アジア各国からの参加企業が増えていくと予想される。
さて、MIRACLE LINUX V3.0の機能面での特徴として、用途別に機能強化がなされている点が挙げられる。メール・サーバ向けには認証およびスパム対策機能が強化されており、ファイル・サーバ向けには、Windowsマシンとファイル共有などを行うSamba 3.0国際化プロジェクトの成果を取り入れたことによる、LDAP連係機能の強化や、NTドメインからの移行機能などがサポートされている。
また、同製品は、最大で32個のCPU、64GBのメモリに対応しているほか、カーネル2.4をベースに、カーネル2.6の一部の機能を実装することで、安定性と性能の向上を図っている。
MIRACLE LINUX V3.0の価格は、1サーバ当たり6万3,000円となっている。同製品には、90日間の無償/無制限サポートが付属されているが、有償プロダクト・サポート(15万7,500円)も用意されている。
なお、Windowsを提供する米国マイクロソフトも、アジア市場に注目している。同社は今年6月、Windows XPの低価格版である「Windows XP Starter Edition」をタイで出荷すると発表し、市場でのシェア拡大をねらっている。価格は約40ドルに設定される見込みで、今年9月に出荷予定だという。
激化するアジアのIT市場。はたして、LinuxとWindowsのどちらに軍配が上がるのだろうか。
(Computerworld.jp)
- ミラクル・リナックス
- http://www.miraclelinux.com/
- 中国レッド・フラッグ
- http://www.redflag-linux.com/
- マイクロソフト
- http://www.microsoft.com/japan/



