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[国内]
シトリックス、ITインフラストラクチャ構築スイート「Citrix Access Suite 4.0」を発表

(2005年05月26日)

Citrix Presentation Server 4.0

 シトリックス・システムズ・ジャパンは今年5月26日、2つのソフトウェアとSSL-VPNアプライアンスからなる「Citrix Access Suite 4.0」を6月21日から出荷すると発表した。同製品は、サーバ・ベース・コンピューティング(SBC)製品「MetaFrame Access Suite」の後継に相当し、包括的なITインフラストラクチャ構築スイートとして提供される。

 従来のMetaFrame Access Suiteは、SBC機能を提供する「MetaFrame Presentation Server 3.0」、リアルタイム・コラボレーションのための「同Conferencing Manager 3.0」、シングル・サインオン・ソフト「同Password Manager 2.5」、リモート・アクセス管理のための「同Secure Access Manager 2.1」の4つのソフトウェアで構成されていた。
 一方、今回発表されたAccess Suite 4.0は、「Citrix Presentation Server 4.0」および「同Password Manager 4.0」と、新たに登場したSSL-VPNアプライアンス「同Access Gateway 4.0」で構成されている。各製品の概要は以下のとおりだ。

■Presentation Server 4.0
 従来のPresentation Server 3.0とConferencing Manager 3.0の機能を統合した製品。1台のサーバで対応できるユーザー数が25%増加したほか、これまで利用できなかった「ターミナルサービス」に未対応のWindowsアプリケーションも利用できるようになった。
■Password Manager 4.0
 1回のログオンで各種Windowsアプリケーション、社内外のWeb アプリケーションへの認証を済ますことができるようにするシングル・サインオン・ソフト。ICカードやバイオメトリクスなどの認証デバイスとの連係機能も備える。
■Access Gateway 4.0
 セキュアなリモート・アクセスを実現するためのSSL-VPNアプライアンス。ログオンを行う前にユーザーが使用しているデバイスと接続環境の信頼性を自動検知する機能を備える。同アプライアンスは、OS、パッチ、ウイルス定義ファイルのバージョン、MACアドレス、ドメイン情報、認証メカニズムなどを確認し、設定したポリシーに応じてアクセスできる範囲を制限することが可能。

Citrix Access Gateway 4.0
シトリックス・システムズ・ジャパンの代表取締役社長、大古俊輔氏

 発表会で、同社代表取締役社長の大古俊輔氏は、「サーバ・ベース・コンピューティングのメリットは、情報漏洩対策だけではない。場所や時間の制約を受けない、テレワークと呼ばれる就業形態に欠かせない技術である」と述べ、企業の従業員のコンピューティング環境の利便性を、セキュアな状態を保ちつつ向上させていくという同社のミッションを改めて提示した。

 続いて、同社マーケティング本部長の樋渡純一氏が新製品の説明を行い、Access Suite 4.0の特徴として、以下の3点を挙げた。
 1つ目の特徴は、シングル・ユーザー用に設計されたアプリケーションも、マルチユーザー環境で利用できるようになった点。2つ目は、CPUとメモリを効率よく利用する技術により、1台のサーバで対応可能なユーザー数が最大25%増えた点。3つ目は、SSL-VPNアプライアンスを追加したことにより、インターネット越しのアクセス時のセキュリティを容易に確保することできるようになった点である。

 また、同氏は、シトリックスのビジネスの機軸は、今後、単体パッケージの販売からスイート製品の販売へと移行していくと述べた。これは、同社の製品がSBCだけにとどまらず、SSL-VPNやシングル・サインオンといった、今日の企業が必要とするセキュリティ・インフラも含めて、一貫して提供できるようになったからだとした。

 新製品の発表のほか、シトリックスは、同社製品の新しいライセンス体系「Eライセンスプログラム」を開始することも発表した。
 Eライセンスプログラムは、従来の販売形式のほかに、製品ライセンスを電子メールやWebサイトなどを通じてユーザーに提供する仕組みの下、導入規模に応じてライセンス料の割引やより小さい単位での導入を可能にするものである。また、製品ライセンスの電子的配布は、物理的な流通の制約を受けることがないため、受注から3営業日以内に納品することができるという。
 同プログラムでは、以下の3種のプログラムが用意されている。

■EASYライセンスプログラム
 小規模導入向けプログラムで、5ユーザー・ライセンス以上から1ユーザー・ライセンス単位で購入が可能である。
■OPENライセンスプログラム
 導入希望に応じたディスカウント・プログラムで、最大40%のディスカウントを受けることができる。
■FLEXライセンスプログラム
 より大規模な企業向けのプログラムで、契約条件や内容については個別に決定される。

 Access Suite 4.0は、最小構成(5ユーザー・ライセンス)では約50万円(1ユーザー当たり約10万円)であるが、Eプログラムライセンスの適用により、90ユーザー・ライセンスの場合、約640万円(1ユーザー当たり約7万円)まで割引されることになる。

(石井政男/Computerworld)






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