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[米国]
AMD、Pacifica仮想化ソフトをリリース

(2005年08月09日)

 米国アドバンスド・マイクロ・デバイセズ(AMD)は、ソフトウェア開発者がAMD OpteronおよびAMD Athlon 64プロセッサに来年実装される「Pacifica」技術の仮想化機能をシミュレートできるソフトウェア・ツールを、米国時間の8月9日にリリースする。

 AMDのコマーシャル・ソリューションズ・ストラテジスト、マーガレット・ルイス氏によると、 「SimNow」と呼ばれるPacificaシミュレータが、9日からAMDの開発者向けWebサイト(http://developer.amd.com/simnow.aspx)を通じてダウンロードできるようになる。AMDでは通常、新しいハードウェア技術のリリースに先立って、シミュレータを大手ソフトウェア・ベンダーに提供している。しかし今回は、シミュレータを公開することで、より多くのソフトウェア・ベンダーと開発者の手に渡るようにしたいと考えているという。

 Pacificaは、2006年上半期から利用可能になる見通しである。Pacificaは、PCやサーバー上に複数の仮想マシンを設けて、それぞれの仮想マシン上で異なる組み合わせのソフトウェアを稼動するのを可能にする。

 ルイス氏によると、たとえばIT部門は、デスクトップPCやノートPC上に、業務用アプリケーションを稼動するセクションと、個人用アプリケーションを稼動するセクションを設けて、「もしもユーザーが、PCの個人用セクションにウィルスをダウンロードしてしまっても、業務用のセクションや社内ネットワークの残りの部分に影響が及ばないようにする」ことが可能だ。また、1台のサーバー上で、1つの仮想マシンではLinux OSに対応したアプリケーションを稼動し、別の仮想マシンではWindows OSに対応したアプリケーションを稼動することもできる。

 なお、すでに多くの企業では、ヴイエムウェア(VMware)などの仮想化ソフトウェアで、そうしたことを実現している。しかし、AMDやインテルは、仮想化ソフトウェアのパフォーマンスを高めることを目的として、来年発売するプロセッサに仮想化サポート専用のトランジスタを組み込むことを計画している。

 SimNowは、幅広いソフトウェア開発会社が製品をテストしてPacifica対応認定を受け、Pacificaが正式発表される時点で各種の製品を市場に出せるようにする、とルイス氏は説明している。「あらゆる開発者に発売前のハードウェアを提供することはできないが、開発者は、このシミュレーション・ソフトウェアを使用することで、シングル・コアのAthlon 64チップとデュアル・コアのOpteronチップと同等の環境でアプリケーションをテストすることができる」

(IDG News Service)






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