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[米国]
BEA、「WebLogic 9.0」アプリケーション・サーバをリリース
(2005年08月09日)
米国BEAシステムズは8月8日、同社のアプリケーション・サーバ・ソフトウェアの最新版「WebLogic 9.0」の出荷開始を発表した。最新版は、カーネルに多数のアップデートが加えられ、各種のプログラミング・モデルをサポートし、より多くの重点がオペレーション・運用・管理に置かれたものになっている。
WebLogic 9.0のカーネルには、並列アップグレード機能とホット・アップグレード機能が搭載された。
並列アップグレード機能は、管理者が新しいJ2EEアプリケーションをインストールして「ユーザーを新しいアプリケーションへスムーズに移行させる」ことを可能にする、とBEAの製品マーケティング担当副社長ビル・ロス氏は言う。「管理者は、あるバージョンから別のバージョンに移行させるユーザーの数を調整することができる。また、元のバージョンへのロールバックも可能だ」
ホット・アップグレード("ホットパッチ")機能では、クラスタ内のサーバを停止させずにアプリケーションをアップグレードできる。
またBEAは、J2EE以外のプログラミング・モデルを初めてサポートした。WebLogic 9.0では、開発者はSpring FrameworkとApache Beehiveを使うことができるようになった。「当社の開発者は、J2EE以外のモデルも使用しており、J2EEとSpringを組み合わせて使うことも多いと言っている」とロス氏は説明した。
オペレーション・運用・管理機能の面では、アプリケーションの稼働中にその中身を見ることができる「WebLogic Diagnostic Framework」が追加された。また、新しいユーザー・インタフェース(UI)が採用された。「管理者は、My Yahoo!に似たような機能を利用してサーバを管理できる」とロス氏。さらに、管理者が各種のスクリプティング作業を自動化できる新ツール「WebLogic Scripting Tool」も搭載された。
BEAは、WebLogic 9.0を「企業がサービス指向アーキテクチャ(SOA)に移行するのを可能にする」リリースとして宣伝している。
ある業界アナリストは、そのことを認めた上で、なお改善すべき点が多いと指摘している。「WebLogic 9.0は、SOAのサポートを前面に押し出している点で興味深いが、BEAは、先ごろ発表していた、AquaLogic(BEA AquaLogic Service Bus)を中心とする、より長期的な計画のいくつかを実現しなければならない。そうすれば、BEAのSOA対応製品はより完璧になる」と、アイディアズ・インターナショナルの副社長でアプリケーションおよび統合インフラ担当のシニア・アナリスト、スティーブ・ガローン氏は語っている。
一方、米IDCのビジネス・プロセス自動化/導入ソフト調査担当アナリスト、デニス・バイロン氏は、「アプリケーション・サーバ・スタックでユーザーにとって最も重要な新機能は、高可用性とトランザクション管理だ」と指摘している。
またバイロン氏によると、技術上では、BEAは競合他社(米IBM、米オラクル、米サン・マイクロシステムズなど)を1〜2年リードしているが、各社のスタック間の優劣は判断しにくいという。IBMは、メインフレーム上では最良の製品を提供しているが、Linux上ではBEAが群を抜いている、と同氏は述べた。
バイロン氏が執筆し、先週リリースされたIDCのレポートによると、アプリケーション導入ソフトウェアの上位ベンダーは2004年中にほとんど変動せず、2003年時点と変わらない。1位はIBM(市場シェア(37%)で、2位はBEA(12%)、3位はオラクル(7%)である。また、IBMはメインフレーム、OS/400、Windowsにおける支配的立場を維持し、LinuxとUNIXの分野はBEAが押さえた。
どのアプリケーション・サーバがベストであるかは、「業種、OS、高性能、高可用、最新のプログラミング・パラダイム、標準、ポータルなど各種機能との統合などに対するニーズによって異なる」とバイロン氏は語っている。
(Originally reported by Tom Sullivan, InfoWorld 08/08/2005)
(InfoWorld )



