【 ここから本文 】
- TOP
- > News : プラットフォーム
- >
プラットフォーム
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
[米国]
シスコ、データセンター・アーキテクチャを発表
(2005年09月28日)
米国シスコシステムズは9月28日、InfiniBandベースのSFS(サーバ・ファブリック・スイッチ)と、新しい「VFrame」データセンター仮想化ソフトウェア・スイートを結合した、コンピュータ・ネットワーキングおよび仮想化のアーキテクチャを発表した。このアーキテクチャのほとんどは、トップスピン・コミュニケーションズの買収によって獲得した技術をベースにしているが、シスコは今回の発表までに、かなりの手間をかけてその技術のブランド変更と拡張を行なってきた。
「VFrameは、ユーティリティ・コンピューティングと仮想化コンピューティングにおける大きな一歩前進だ。なぜなら、それは、初めての真にオープンなユーティリティ・アーキテクチャだからだ」と、シスコのサーバ仮想化ビジネス・ユニットのディレクター、スチュー・アーロン氏は言う。だが、同氏がその発言の根拠にしているのは、VFrameが一連のベンダー固有APIのライブラリを備えていることである。つまり、この「オープン」性は、シスコができる限り多くのサードパーティ製APIをサポートしたことによって実現されたものであり、シスコが開発してリリースした何らかの新技術によるものではない。
それでも、このアーキテクチャが、ユーティリティ・アプリケーションの展開において重要な一歩であることに変わりはない。VFrameで各種APIを集めたライブラリを提供することによって、シスコは、既存のアプリケーション・ソフトウェアの開発者たちが、そのソフトウェアを有効なユーティリティ/グリッド・モデルに移植するのを容易にした。これで全問題が解決するわけではないが、ハードウェアの懸念が大幅に軽減されることは確かである。
また、ユーティリティの展開とそれらに対するハードウェア・レイヤーを結びつける接着剤としてVFrameを使用することにより、シスコは、この業界で、ベンダー横断的なユーティリティ/仮想化管理スイートをいち早く提供するベンダーの一つになった。それは、管理対象の機器がVFrameに対応している必要があるので、厳密な意味では異機種環境対応とは言えないが、アルティリス、EMC、HP、マイクロソフト、オラクル、SAP、チボリなどを含む、これまでで最も幅広いベンダー・ライブラリを備えている。
ハードウェア面では、シスコの新しい「SFS 3000」シリーズのSFSが、既存のトップスピンのモデルに取って代わる。シスコは旧モデルを拡張して、InfiniBandインターコネクトを追加し、VFrameをフル・サポートした。また、より大規模な構成のモデルを追加したり、デルやIBMなどのサードパーティ製ブレード製品に対応する組み込みソリューションも用意されている。
VFrameにはまだ改善すべき点が残っているが、その目標は的を射ている。アーロン氏は、「当社では、仮想化のビジョンを完全に実現したい。つまり、ネットワーク管理者が、たとえばCPUの馬力やストレージなど、従来型のファイル・サーバのさまざまな側面を切り分けてうまく操作し、ネットワーク上でそれらを必要としている箇所に投入できるようにすることだ」と語った。
(Originally reported by Oliver Rist, InfoWorld 09/28/2005)
(InfoWorld (US))

