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[米国]
IBMとソニー、Cellプロセッサ対応のソフト開発キットをリリース

(2005年11月10日)

 米国IBMとソニーは11月9日、Cellプロセッサが搭載される新しいゲーム機やサーバ向けのソフトウェア開発を支援するため、ソフトウェア開発者キットを提供し始めた。Cellは両社と東芝が開発したマルチコア・プロセッサ。

 ソニー・コンピュータエンタテインメントは、来年投入するCell搭載の次世代ゲーム機「プレイステーション3」(PS3)の発表時点までに魅力的なゲーム・タイトルを多数そろえることを目指している。また、IBMの「BladeCenter」ラック対応でCellを2基搭載したブレード・サーバを、米国マーキュリー・コンピュータ・システムズが来年第1四半期に出荷する予定になっている。

 しかし、従来のゲーム・ソフトウェアや多くのクライアント・ソフトウェアは高速なシングルコア・プロセッサ向けに作成されてきたのに対し、Cellは9コア・プロセッサであるため、それに対応したソフトウェアの開発を開発者に促すためには、従来以上にハードウェア・メーカーからの後押しや支援が必要とされている。

 IBMとソニーのソフトウェア開発者キットでは、Cellのアーキテクチャに合わせて設計されたコンパイラやツールとともに、開発者がコードをテストするためにCellのパフォーマンスをシミュレートする方法について説明した文書や、Cellプロセッサに対応したアプリケーションを作成する方法の手引きも提供されている。

 また、例えばIBMがマーキュリーのCellブレード・サーバ用に開発したLinuxバージョンなど、開発者がLinux OSをCellベースの機器上で稼働できるようにするパッチ・プログラムも用意されている。

 Cellの処理エンジンは、1基の64ビットPowerプロセッサ・コアと、「Synergistic Processing Units(SPUs)」または「Synergistic Processing Elements (SPEs)」と呼ばれる8つのプロセッサ・コアから成り、大量の演算のほとんどが後者の8つで実行される。Linux OSがその処理性能を活用できるようにするためには、これらのSPEsに対する特別なプログラミング・インタフェースが必要とされる。

 こうした「Cell Broadband Engine (CBE)」アーキテクチャに対応したコード類とプログラミング方法に関する解説情報は、IBMの開発者向けWebサイト「developerWorks」を通じて入手できる。[IBMの11月9日付の報道発表文によると、バルセロナ大学スーパーコンピュータ・センターを通じても入手できる。]

(IDG News Service)






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