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[国内]
インテル、2006年のエンタープライズ製品戦略を国内で明らかに
(2005年12月09日)
| 米国インテル 上席副社長兼デジタルエンタープライズ事業本部長 パトリック・ゲルシンガー氏 |
インテルは今年12月9日、次世代マイクロアーキテクチャや新デスクトップ・クライアント・プラットフォーム「Averill」に対応する製品の提供など、2006年のエンタープライズ戦略を国内で披露した。これは、来日した米国インテルの上席副社長兼デジタルエンタープライズ事業本部長、パトリック・ゲルシンガー氏が記者会見で明らかにしたもの。
ゲルシンガー氏は、2006年を展望し、「65nm(ナノメートル)のプロセス技術で製造するプロセッサが量産体制に入り、高い電力効率とパフォーマンスを備えたディアルコアおよびクアッドコア製品を投入することによって業界をリードしていく。2006年には65nmのプロセッサが製品の半分を占めるようになるだろう」と語った。
会見の中で同氏が特に強調したのが、ワット当たりのパフォーマンスの向上である。2006年の下期には、Pentium MのマイクロアーキテクチャとXeonやPentium DのNetBurstの両技術を取り入れて消費電力の最小化を図った次世代マイクロアーキテクチャに対応するデュアルコアのプロセッサが登場する予定だ。
これらの製品には、サーバ向けの「Woodcrest(開発コード名)」、デスクトップ向けの「Conroe(同)」、モバイル向けの「Merom(同)」が含まれている。例えば、Woodcrestでは、2005年第1四半期に提供されたデュアルコアXeonプロセッサ(Irwindale:開発コード名)に比べて、ワット当たりのOLTP(オンライン・トランザクション処理)性能が3倍に向上しているという。
インテルは現在、プロセッサ製品のさらなる性能向上に向けたプロセス技術の開発に取り組んでおり、45nmのプロセッサ製品を2007年、32nmのプロセッサ製品を2009年に投入する計画だという。ゲルシンガー氏は、「我々はすでに24nmと17nmのプロセス技術の研究にも着手しており、今後10年間にわたりムーアの法則を実現し続ける明確な道筋を描いている」と技術開発の将来ビジョンを示した。
2006年の製品展開については、すでに、ハイエンド・サーバ向けのデュアルコアItanium 2プロセッサ「Montecito(開発コード名)」や、エンタープライズ・サーバ(4CPU以上)向けのデュアルコアXeon MPプロセッサ「Tulsa(開発コード名)」の出荷が明らかにされているが、今回の会見では、Windows Vistaに対応するデスクトップ・クライアント向けのプロフェッショナル・プラットフォーム「Averill」の詳細も明らかにされた。
Averillは、Pentium Dに対応する新たなデュアルコア・プラットフォームで、ネットワークを介してデスクトップPCの障害を検知して修復するインテルのAMT(Active Management Technology)や複数のOSを同時に稼働させることができる仮想化技術を搭載し、Microsoft VistaおよびOffice 12をサポートする。出荷開始は2006年下期の予定だ。
また、2006年の第1四半期に出荷開始が予定されているビジネス・サーバ向けデュアルコア・プラットフォーム「Bensley」は、3.6GHzのXeonプロセッサ(2MBキャッシュ)に比べて、パフォーマンスで2倍以上、ワット当たりのパフォーマンスで3.5倍以上の向上が実現されるとしている。
(益田 昇/Computerworld.jp)



