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産総研が世界最大の11.2TFLOPSのLinuxスパコンを導入へ、IBMが構築

(2003年07月30日)

 日本の政府系研究機関である独立行政法人・産業技術総合研究所(産総研;AIST)が、AMDのOpteronプロセッサを搭載したIBMの新サーバ「IBM eServer 325」1058台のクラスタを中核とし、Linux OSを稼働する大規模クラスタ型のスーパーコンピュータ・システムを導入し、来春から稼働を開始する予定だ。

 IBM eServer 325は、Opteronプロセッサを2基ずつ搭載する1Uサイズのラックマウント型サーバ。搭載するOpteronプロセッサはモデル240、242、246のいずれか、とIBMは述べている。AMDがOpteronを発表した今年4月に、IBMは同プロセッサを搭載したサーバの投入を予定していると表明し、その後6月には、Opteronベースのクラスタ・サーバを今秋出荷すると発表していた。

 このOpteronプロセッサを合計2116基稼働するIBM eServer 325サーバのクラスタに、インテルのMadison(開発コード)版Itanium 2プロセッサ(第3世代Itaniumプロセッサ)を520基稼働するサーバのクラスタが追加され、総計2636基の64ビット・プロセッサをグリッド・コンピューティング方式で稼働する大規模クラスタ・システム「AISTスーパークラスタ」が構築される。

 日本IBMは、このシステムを来年(2004年)3月に産総研へ納入する予定。

 AISTスーパークラスタの理論上の最大性能は約11.2テラフロップス(Opteron部分が8.5テラフロップス、Madison版Itanium 2部分が2.7テラフロップス)で、現在最大のLinuxベースのシステムをやや上回るものになる。

 なお、2003年6月のTop500性能ランキングによると、現在の世界最大のLinuxベースのスーパーコンピュータは、米国のローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)に導入されているインテルXeonプロセッサ・ベースのシステムで、その理論上の最大性能は約11.1テラフロップス(ランキング3位)。

(IDG News Service)






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