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[米国]
ヴイエムウェア、仮想化ソフト「VMware Server」の無料ベータ版をリリース

(2006年02月03日)

 米国ヴイエムウェアは2月3日、1台のマシンで複数のOSを利用可能とする仮想化ソフトウェアの新製品「VMware Server」の無料ベータ版をリリースした。

 VMware Serverは、既存のGSX ServerおよびESX Serverと同様に、エントリー・レベルのWindowsサーバやLinuxサーバを複数の仮想マシンに分割し、それぞれの上でLinux、NetWare、Solaris x86、Windowsなど各種64ビットOSを稼働させることができる。

 また、1つの仮想マシンで1台のマシン上の複数プロセッサを利用したり、インテルが近く投入する予定の新プロセッサに搭載されるインテル・バーチャライゼーション(仮想化)テクノロジー(VT)を利用したりすることも可能だ。

 ヴイエムウェアはインテル・サーバ向けの仮想化技術の提供を1998年から開始しており、すでに2万社が利用しているという。

 しかし、最近では、主にLinuxをベースの仮想化技術を提供する多くの新興企業が登場し、ヴイエムウェアを追撃している。これらの新興企業は、“疑似仮想化(パラバーチャライゼーション)”のアプローチを採用しており、完全な仮想化を行うヴイエムウェアの技術よりもOSを高速に動作きると主張するる。疑似仮想化技術は、ゲストOSが高いパフォーマンスを発揮するようにプロセッサへのアクセスを最適化する。

 オープンソース仮想化ベンダーのゼンソースのCTO、サイモン・クロスビー氏は、「ヴイエムウェアの製品はチップセット全体をソフトウェアでエミュレーションしているが、これではOSの動作が遅くなる。われわれの製品では軽快な動作が可能だ」と説明する。

 だが、こうしたヴイエムウェアの競合企業は、現時点ではWindowsをサポートできていない。Windows専用の仮想化製品であるVirtual Server 2005を提供するマイクロソフトが、疑似仮想化技術を利用するベンダーに対し、Windowsに変更を加えることを認めていないからだ。ヴイエムウェアの場合は、完全なエミュレーションを行うことでWindowsなどのOSをサポートしている。

 ちなみに、ゼンソースやバーチャル・アイアンなどの疑似仮想化ベンダーがWindowsをサポートするには、インテルやAMDの新型プロセッサに搭載される仮想化技術を利用しなければならない。パンドITのアナリスト、チャールズ・キング氏は、Windows対応の難しさをこう説明する。

 「疑似仮想化ベンダーがWindowsに対応した仮想化ソリューションを顧客に売り込むには、顧客に対し新しいハードウェアの購入を説得する必要がある。だが、こうしたコストのかかる選択は、仮想化市場の従来の動きに逆行する。これまでヴイエムウェアは、安価なマシンを有効活用したいという顧客の切実なニーズに応えてきた」

(Computerworld オンライン米国版)






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