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[ドイツ]
AMD、DDR2対応のPC向け新プロセッサを投入へ

【CeBIT 2006リポート】

(2006年03月09日)

 米国AMDは3月9日、デスクトップPC向けおよびノートPC向けの新型プロセッサを今年第2四半期の終わりごろまでにリリースすると発表した。AMDとしては初のDDR2メモリ対応版となり、デュアルコア版とシングルコア版が同時にリリースされるという。ドイツ・ハノーバー市で開催中の「CeBIT」で、AMDのEMEA(欧州、中東、アフリカ)地域担当マーケティング・ディレクター、ダグ・フックス氏が明らかにしたもの。

 CeBITでは、すでにいくつかのマザーボード・メーカーから、AMDの新型デスクトップ向けプロセッサ「AMD Athlon 64 socket AM2」の搭載をサポートしたマザーボードの参考品が出展されている。それらのスペック・シート(仕様一覧)を見ると、AMDの新プロセッサは、667MHz以上で動作するDDR2メモリ・チップに対応する見込みだ。

 フックス氏は、ライバルのインテル異なってAMDがDDR2メモリをなかなかサポートしなかった理由として、次のように述べている。

 「667MHzから800MHzレベルのDDR2が登場するまでは、従来のDDR対応アーキテクチャと比べて顕著なパフォーマンス向上が見られなかった。また、価格も従来のDDRより割高で、あえてDDR2をサポートする合理的な理由が見つからなかったのが理由だ」(フックス氏)

 初期のDDR2メモリは400MHzまたは533MHzとそれほど性能が高くなく、コストも割高だった。今でこそ消費電力の少なさが評価され、ノートPCに広く採用されるようになったものの、デスクトップPCでの採用は進んでおらず、いまだに400MHzのDDRチップ(DDR-400)がデスクトップPC搭載メモリの主流であり続けている。

 だが、最新の上位版DDR2チップは、従来よりも高性能で省電力効果も高く、サーバ、デスクトップ、ノートPCのいずれの用途にも利用できるレベルとなっている。そこで、AMDは、ノートPC向けプロセッサ「Turion」のアップデート版を含め、「DDR2対応の一連の新型チップを、今年中旬に提供することにした」(フックス氏)としている。

台湾5大マザーボード・メーカーがサポートを宣言

 CeBITに参加しているチップセット・メーカーおよびマザーボード・メーカーの多くが、次世代のAMD Athlonプロセッサのサポートを宣言しており、その中には、世界のマザーボードの半分以上を供給する台湾の5大マザーボード・メーカーが含まれている。

 台湾大手5社のうち、エリートグループ・コンピュータ・システムズ(精英電脳:ECS)は、CeBITで2つのAMDプロセッサ用マザーボードを展示している。その1つの「A25G」は、台湾のVIAテクノロジーズ(威盛電子)のチップセット「Via K8M890 IGP」を使用し、もう一方の「A33G」は、台湾のシリコン・インテグレーテッド・システムズ(SiS)のチップセット「SiS 761 GX+964」を使用する。両製品のスペック・シートを見ると、いずれも667MHzのデュアル・チャネルDDR2と、最大2GBのメモリ搭載をサポートしている。

 また、ギガバイト・テクノロジー(技嘉科技)は、グラフィック・カード設計大手のエヌビティアのチップセットを採用したAMDプロセッサ用マザーボードを2つ展示している。そのうちの1つ「GA-MXE-S4」は、1台のPCに2枚のNvidia SLI対応グラフィック・カードを挿すことができ、ゲーム対応型の次世代チップセット「Nvidia nForce 570 SLI」を搭載。もう一方の「GA-MN-S3」は、最新チップ・セット「Nvidia nForce 4-4x」を搭載していた。

 マイクロスター・インターナショナル(微星科技:MSI)も、DDR2対応のAMDプロセッサ用マザーボードを3つ展示していたほか、ホン・ハイ・プレシジョン・インダストリー(鴻海精密工業)とアサステック・コンピュータ(華碩電脳:ASUSTek)も、同様の新型マザーボードを展示していた。

(IDG News Service 台北支局(ドイツ・ハノーバー発))






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