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[世界]
NAND型フラッシュメモリとDRAMのスポット価格が急落

(2006年03月29日)

 NAND型フラッシュメモリ・チップとDRAMチップのスポット価格が共に下落している。ただし、これらのチップを搭載する製品の販売が、通常、第2四半期(4〜6月期)に最も低調となることから、今回のメモリ価格変動は、主に季節的要因によるものと見られている。

 メモリ・チップのオンライン取り引きを仲介する台湾のDRAMエクスチェンジが明らかにした情報によると、DRAMの世界スポット市場価格は、3月14〜20日、21〜27日と2週続けて大きく下落し、最も取り引きが活発な512MビットDDR2型DRAMチップでは、1カ月前に5ドル45セントだった価格が、現在では4ドル58セント前後という低水準で推移しているという。

 NAND型フラッシュメモリの価格下落はさらに劇的で、最も盛んに取り引きされている2Gビット・チップの価格は、3月上旬に33%も低下したという。

 DRAMエクスチェンジは、「第2四半期に入って何らかの価格反発があるかどうかは、まだ疑わしい」と最新の市場週報で述べている。

 米国アイサプリのメモリ業界アナリスト、ナム・ヒュン・キム氏は、NAND型フラッシュメモリの価格下落は、デジタル・ミュージック・プレーヤーの需要薄を反映したものと見ている。同氏によると、昨年末には飛ぶように売れたデジタル・ミュージック・プレーヤーも、今や需要は鈍化しているという。

 この需要鈍化を受けて、市場調査会社の米国アイサプリは3月28日、2006年のNAND型フラッシュメモリの世界市場規模の予測を、従来の160億ドルから138億ドルに下方修正した。なお、2005年の市場規模は108億ドルだった。

 また、フラッシュメモリ大手の米国レキサー・メディアも3月28日、2006年1〜3月期の業績見通しを下方修正した。修正理由は公表されていないが、主因はフラッシュメモリの需要と価格の低下だと証券アナリストは推測している。レキサーの最新見通しは、売上高1億3,000万ドル、損失3,000万ドル。ちなみに、アナリストの事前予測は売上高2億ドル、損失160万ドルだった。

 一方、米国ガートナーは、年内にフラッシュメモリ価格は再び上昇する可能性が高いが、マイクロソフトが次期PC向けOS「Windows Vista」の投入を遅らせると決定したことも影響して、DRAM市場は軟調が続くと予測している。「当初はVistaのリリース延期による影響はわずかと見ていたが、この遅れは2006年末のPC出荷台数に影響する。ユーザーは2007年初めまで購入を遅らせる可能性がある」とガートナーは3月27日に発表した。

 なお、アイサプリは、2006年のDRAMチップの世界市場規模は264億ドルで、2005年の248億ドルを上回ると予測している。

(IDG News Service 台北支局)






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