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[英国]
仮想化のテスト環境を無料で利用できる施設、5月に開設
(2006年03月30日)
英国のコンサルティング会社バーチャライズITは、仮想化技術に関するアドバイスやテスト環境などを無料で提供する専門施設「Vacademy」を5月2日から開設する。
同施設では、エンタープライズ・コンピューティング分野で注目を集めている仮想化に関する知識の普及促進を目的に仮想化に関するテスト環境の提供をはじめ、企業ごとの状況に合わせてどのような仮想化技術・手法が有効かを評価するサービスが提供されるという。
バーチャライズITのマネージング・ディレクター、ジュリアン・ボックス氏は、「仮想化に関しては、その技術をよく理解していない人や、誤った知識を持っている人がまだたくさん存在する。われわれは中立の立場で、しかも無料で仮想化に関する助言を行っていく方針だ。Vacademyの利用者は、さまざまな仮想化技術の違いを理解し、十分な情報に基づいて、それらをビジネスに適用できるようになるだろう」と述べている。
Vacademyが提供するテスト環境では、EMC、HP、IBM、インテル、ヴイエムウェアなど、サーバ、ストレージ、アプリケーションの仮想化を手がける大手ベンダーの各種技術を採用している。「Xen、Microsoft Virtual Server、Virtuozzo、ソフトリシティの技術もカバーしており、アルティリスとも現在交渉中だ。Vacademyでは、仮想化にかかわるすべての技術を網羅することを目標としている」とボックス氏。同施設ではこのほか、AMD、ビジョンコア、プラットフォーム・コンピューティング、ネバーフェイル、レオストリームの技術も採用しているという。
Vacademyの利用者には、仮想化に関する自社のニーズやスキルに関する調査への参加義務が与えられる。「利用者からの回答を受けて、われわれはVIFA(仮想化インフラ・フィージビリティ評価)をまとめ、どのような仮想化技術・手法が役立つかを利用者にアドバイスする。また、利用者は70以上の講習コース(毎年6件程度追加される)のどれでも受講することができる。これらは技術研修というよりも、仮想化のメリットに関する解説に重点を置いている。ほかにも、利用者は仮想マシンを使ったテスト環境で、ベンチマークを行うことも可能だ」(ボックス氏)
講習コースはサーバ、アプリケーション、ストレージの仮想化をカバーしている。ボックス氏は、「現在はサーバ仮想化が最も注目されているが、ストレージ仮想化のコストがいずれ下がっていけば、こうした関心度の違いも変わるだろう」と予測している。講習コースの一部はVacademyの施設で行われるが、そのほとんどがWebベースであり、利用者サイトでの実施も選択できるという。
ボックス氏によると、Vacademyのビジネス・モデルは、大手ベンダーからの協賛金とバーチャライズITの初期投資18万ポンド(31万3,000ドル)を資金源に活動するものとしている。
(Techworld オンライン英国版)



