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[米国]
Linuxデスクトップ標準支持でベンダー十数社が共同歩調

(2006年04月20日)

 Free Standards Group(FSG)は、Linuxのサーバとデスクトップの仕様を統合したLinux標準仕様の新版を、サンディエゴで来週開催される「Desktop Linux Summit 2006」(2006年4月25〜26日)で発表する。米国IBM、レッドハット、ノベルなどLinuxベンダー十数社が、同仕様のサポートを計画しているという。

 FSGは、一連のオープン・スタンダードの策定に長年取り組んできた非営利団体で、「Linux Standard Base(LSB)」プロジェクトで従来からサーバ向けの標準仕様を提供してきた。昨年10月には、デスクトップの標準仕様を策定するサブプロジェクトを発表。来週発表する「Linux Standard Base(LSB)3.1」には、デスクトップ仕様(LSB Desktop)も統合されているという。

 新仕様によって「アプリケーション開発者がLinuxプラットフォーム全体に狙いを定めやすくなり、Linuxデスクトップ採用の大きな障害が解消される」と、FSGは4月19日付の声明の中で説明している。

 FSGによると、レッドハット、ノベル、Ubuntu Linuxプロジェクト、リンスパイアなど多数のLinuxプロバイダーが自社製品のLSB 3.1準拠認定を取得する見通しであり、IBM、インテル、ヒューレット・パッカード(HP)、デルもこの取り組みを支持しているという。

 従来、Linuxはサーバ用OSとしては成功しているが、デスクトップ用OSとしては広く採用されてこなかった。その一因は、ソフトウェア開発会社が自社のデスクトップ・ソフトウェアのLinux版をなかなか開発しようとしなかったことにある。

 さらに、Linuxが「GNOME」と「KDE」という2種類の競合するデスクトップ環境をサポートしていることも、あらゆるバージョンのLinuxディストリビューション上で動作するソフトウェアを作成することを難しくしている。

 ソフトウェア・ベンダーの米国ライズラブズ(マサチューセッツ州ブルックライン)の社長、グレゴリー・ライズ氏は、「Linuxの標準化で問題だと思うのは、現在存在している規格が多すぎることだ。開発者は、アプリケーションを1つの標準に準拠して開発すればどのデスクトップ環境でも動作するようになることを望んでいる」と指摘する。

 FSGはその統合されたLSB標準で、そうした目標をいずれ実現したいとしている。だが、著名なオープンソース運動家で米国ソースラブズのプロフェッショナル・サポート担当バイスプレジデントを務めているブルース・ペレンス氏は、KDEとGNOMEの両方に適合する標準を策定することは簡単ではないと見ている。

 「FSGがどうやって実現するつもりなのか興味深い。両デスクトップ環境を統合するために第3のインタフェースを作成しようとしているのかもしれないが、そうした方法で果たしてうまくいくのだろうか。結局、いずれかのデスクトップ環境を単に選択せざるを得なくなってしまう可能性もある」

 一方で、ペレンス氏は、「それでも、FSGのプロジェクトでのGNOMEとKDEの統合の試みは、Linuxデスクトップ問題の解決に向けた重要な一歩となる」とし、「統合されたデスクトップ・ソフトウェアは、プログラミングが容易なものになってほしい」と付け加えた。

(ロバート・マクミラン/IDG News Service サンフランシスコ支局)






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