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[台湾]
インテル、DDR3メモリのPCサポートは2007年半ば以降に

(2006年06月08日)

 米国インテルは6月7日、自社チップセットへの次世代メモリ「DDR3(Double Data Rate 3)」のサポートが2007年半ば以降になるとの見通しを明らかにした。これは、同社のチップ・セット・グループのゼネラル・マネジャー、リチャード・マリノウスキー氏が台湾で開催中の「COMPUTEX TAIPEI 2006」(2006年6月6〜10日)で語ったもの。同氏は、それまでは市場の準備が整わないと説明している。

 インテルの最も新しいチップ・セット・ファミリ「965」は、すでに第1世代のDDRメモリ・チップはサポートしておらず、DDR2(第2世代)のみがサポートされている。DDR2は今まさにDRAM(ダイナミックRAM)チップの主力製品になりつつあり、今回明らかにされたDDR3のサポート・スケジュールは、決して大きな驚きではない。

 しかし、このニュースに落胆するユーザーも少なくない。なぜなら、最新のグラフィックス・カードでは最新のプロセッサから最高の性能を引き出すためにすでにDDR3が使用されているほか、一部のメモリ・チップ・ベンダーもすでにDDR3 DRAMモジュールを製造しているからだ。これらのベンダーが今必要としているのは、それらをマイクロプロセッサに接続するチップセットだけだ。

 ドイツのキマンダ、台湾のナンヤ・テクノロジー(南亜科技) とモジュール・メーカーのA-DATAテクノロジー(威剛科技)はいずれも、デスクトップPC向けDDR3モジュールをCOMPUTEXで披露した。

 キマンダは、ドイツのチップメーカー、インフィニオン・テクノロジーズからスピンオフしたメモリ・チップ・メーカー。同社は、1GBモジュールをデスクトップ向けとした理由について、それが新しいメモリ技術実装の一般的な道筋だと説明している。つまり、最初にデスクトップ、その次にサーバとノートPCが対象になるというのだ。

 キマンダのシニア・エンジニア、エミー・コー氏は、「技術的には、デスクトップに搭載するのがもっとも簡単だ」と語る。

 しかし、DDR3はDDR2よりも高速で、消費電力も小さいため、バッテリの性能が重視されるノートPCへの搭載が急速に進むとの見方もある。実際、DDR2はこの1年間、デスクトップ向けよりもサーバおよびノートPC向けで成功してきた。一方のデスクトップPCメーカーは、DDR2よりも安価な第1世代DDRを積極的に採用した。

 しかし、ノートPCメーカーはDDR2の優れた電力性能を、サーバ・メーカーは速度と省電力を重視するようになり、DDR2は両市場セグメントに急速に浸透した。

 ナンヤ・テクノロジーは、容量512MBおよび1GBのDDR3モジュールを展示したが、大量出荷は2007年まで行わない見通しだとしている。ナンヤの製品マネジャー、デービッド・フー氏は、同社の「Elixir」ブランド製品ラインのメモリについて、「当社は第2四半期に顧客向けサンプルを発表する予定だ」と語った。

 A-DATAは、容量512MBと1GBのデスクトップ向けDDR3モジュールを展示している。同社のマーケティング担当副マネジャー、トリスタン・ウェイ氏は、これらのモジュールについて、マザーボードの開発者にサンプルを提供するために、予定を大幅に前倒しして製作に取り組んだと説明している。

(ダン・ニーステット/IDG News Service 台北支局)






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