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[米国]
インテル、固定/モバイルWiMAX対応SoCのサンプル出荷を開始

(2006年10月12日)

 米国インテルは10月11日、米国ボストンで開催されている「WiMAX World Conference & Exposition 2006」で、次世代のワイヤレス・ブロードバンド規格であるWiMAXに対応するシステム・オン・チップ(SoC)「Intel WiMAX Connection 2250」のサンプル出荷を開始すると発表した。

 このSoCは宅内装置向けであり、屋内のWiMAXネットワークを標準でサポートするが、モバイル向けにもアップグレードすることができる。インテルの広報担当であるカリ・アークレ氏は「(同SoCを)年末までに量産出荷する」と話している。

 WiMAXはもともと、固定無線通信向けの規格(IEEE 802.16)であり、2004年に製品が市場に投入され始めた。その後、移動体向けの規格「IEEE 802.16e」に基づくモバイルWiMAXが登場し、車や電車の中でもブロードバンドを利用することが可能になると言われている。インテルは、サンプル出荷を開始したばかりの新しいSoCによって、固定WiMAXからモバイルWiMAXへの道を切り拓いたことになる。

Intel Pro/Wireless 5116

 WiMAX Connection 2250は、インテルが2004年に出荷した固定WiMAX向けSoC「Intel Pro/Wireless 5116」の後継製品に当たる。同社によると、WiMAX Connection 2250を利用すれば、サービス・プロバイダーは固定サービスを提供開始したあとでも、ソフトウェアを無線でアップグレードするだけでサービス内容を向上することが可能になるという。またアークレ氏は、「WiMAX Connection 2250は2.5GHz、3.5GHz、5.8GHzの各周波数帯で信号を送受信するインテル製マルチバンドWiMAXラジオとも連携するように設計されている」と説明する。

 WiMAXはラインセンス付与された周波数帯に導入されることが予想される。例えば、米国スプリント・ネクステルは、米国向けに2.5GHz帯を用いるWiMAXネットワークを検討中だが、世界の他の地域では3.5GHz帯にWiMAXが導入されつつある。また、5.8GHz帯は現在一部のWi-Fi機器が使用する無認可の周波数帯である。

 また、米国モトローラは同日にWiMAX Worldで、来年出荷を予定している固定WiMAX向け宅内装置「CPEi 200」シリーズにWiMAX Connection 2250を採用すると発表した。そのほか、米国エアスパン・ネットワークス、アルカテル、アペルト・ネットワークス、レッドライン・コミュニケーションズ、シーメンスなども、同SoCの採用を表明している。

(スティーブン・ローソン/IDG News Service サンフランシスコ支局)






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