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[国内]
マイクロソフト、Windows Vistaの製品版を国内で披露
(2006年11月22日)
マイクロソフトは11月21日、東京都内で会見を開き、来年1月30日に発売が予定されているWindows Vista(以下、Vista)のエンドユーザー向け機能を、デモを交えながら紹介した。
| マイクロソフトWindows本部 本部長のジェイ・ジェイミソン氏は、Vistaとソフト/ハードウェアの互換性検証を目的とした「Windows Vista対応支援センター」を、12月1日から開設することも明らかにした |
発表会見の中で、マイクロソフトWindows本部 本部長のジェイ・ジェイミソン氏は、「Vistaは過去のWindowsと比較して、より多くのパートナーやユーザーがベータ・テストに参加し、そのフィードバックを反映させたOSである。実際、RCは日本だけでも30万回以上のダウンロードがあった」と、完成度の高いOSであることをアピールした。
日本で発売されるVistaのエディションは、Vista Home Basic、Vista Home Premium、Vista Business、Vista Ultimate、Vista Enterpriseの5種類。このうち大企業を対象としたVista Enterpriseは、11月30日からボリューム・ライセンスにより提供される。
マイクロソフトWindows本部 コンシューマWindows製品部 マネジャーの藤本恭史氏は、エンドユーザーが享受できるVistaのメリットを、「(1) 直感的かつ簡単に利用できること」「(2) 安全性がさらに強化されたこと」「(3) より充実したデジタル・ライフを享受できること」「(4) 快適なモバイル環境を構築できること」の4つに分類、それぞれの機能を紹介した。
| Aeroを利用すれば、表示中のウィンドウを立体的に表示させる「Flip 3D」を利用できる。ただし、Vista Home BasicにはAeroは搭載されない
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まず直感的かつ簡単に利用できる機能として、タスクバーやウィンドウ枠が半透明化される「Aero(エアロ)」や、Web検索サイトのように、PC内にあるデータをキーワード検索できる「クイック検索」などを列挙し、「Vistaはユーザーが自分のやりたいことに集中できるOSだ」とした。
安全性の強化では、スパイウェアをリアルタイムで検出/駆除する「Windows Defender」や、ユーザーごとにプログラム単位で詳細な実行制限を設定できる「ユーザーアカウントコントロール」などを、家庭で利用する場面にあわせて紹介した。
マイクロソフトが安全性の強化で“目玉”としているのが、「フィッシングフィルタ」である。これは、過去にフィッシング・サイトと断定されたサイトや、フィッシング・サイトの疑いがあるサイトにアクセスすると、警告が表示されたり、アクセスがブロックされたりする機能だ。
| フィッシング・サイトと断定されたサイトにアクセスすると、アドレスバーが赤くなり、警告画面が表示される
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より充実したデジタル・ライフとしては、WindowsXPでは独立したエディションであった「Windows Media Center」が、1つの機能として搭載されることや(Vista Homeは除く)、DVDメーカー、フォトギャラリー、メディアプレーヤー、ムービーメーカーHDなどを搭載していることを紹介。説明に登壇したマイクロソフトWindows本部 コンシューマWindows製品部 シニア・プロダクト・マネジャーの森洋孝氏は、「Vistaは次世代ホームエンターテインメント環境の中核を担うOSだ」と自信を見せた。
快適なモバイル環境の構築では、モバイルで必要となる設定を1つの画面に集約した「Windowsモビリティセンター」や、システム・ボリュームをまるごと暗号化する「Windows BitLocker」を取り上げた。ただし、Windows BitLockerは、Vista Enterpriseだけにしか搭載されていない。
もう1つ、Vistaで注目したいのは、アップグレード・パスの多様性だ。既存のWindowsではアップグレードしかできなかったが、Vistaではダウングレードを伴うインストールも可能となっている。ただし、その場合には新規インストール(クリーンインストール)となる。新規インストールはフルパッケージ版ではなく、アップグレード版で実行できる。
| Vistaのアップグレード・パス
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また、マイクロソフトは同日、企業ユーザーを対象にした「Windows Vista Enterpriseアップグレードキャンペーン」を、2007年1月1日から開始することも発表した。
同キャンペーンは、「ソフトウェアアシュアランス」契約をしている企業だけに提供されるVista Enterpriseを、特別価格でアップグレード提供するもの。ソフトウェアアシュアランスとは、同社のソフトウェアメンテナンスプログラムであり、契約期間内に発売されたすべての製品を、無償でアップグレードできるプログラム。対象は、2006年10月1日から2007年3月末日までにWindowsXP Professionalを搭載したPCを購入した企業ユーザーで、同社のボリューム・ライセンス「Open License」もしくは「Open Value」の価格を、2007年1月1日から3月31日までの3カ月間、33%引きにするという。
同キャンペーンについてジェイミソン氏は、「ソフトウェアアシュアランスは日本国内では普及していない。このキャンペーンのねらいは、ソフトウェアアシュアランスの認知度を上げることだ」と語り、ソフトウェアアシュアランスの拡大に期待を寄せた。
(鈴木恭子/IDGオンライン編集部)

