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[米国]
AMD、来年2Qに出荷予定のクアッドコアOpteronを披露
(2006年12月01日)
米国AMDは11月30日、カリフォルニア州バークレーで開催したイベント「AMD Industry Analyst Forum」で、クアッドコアのサーバ向けプロセッサ「Opteron 8000」(開発コード名:Barcelona)の試作品を披露するとともに、同プロセッサを来年第2四半期に出荷する計画を明らかにした。
AMDはBarcelonaをハイエンドの企業向けワークステーションおよびサーバ向けに販売する。同社によると、BarcelonaではデュアルコアのOpteron「Rev F」と比べてデータベース・アプリケーションのパフォーマンスが最大70%、浮動小数点演算のパフォーマンスが40%向上する見通しだ。
同イベントでAMDがBarcelonaを披露したのは、同社がクアッドコア・プロセッサの分野でライバルのインテルと互角に競争していることをアナリストにアピールするねらいがあり、この目的に向けて「Quad FX」プラットフォーム(開発コード名:4x4)も発表した。同プラットフォームはデュアルコアの「Athlon 64 FX-70」プロセッサを2個搭載するマザーボードで、ゲームなどに使われるハイエンド・デスクトップPCをターゲットとしている。
省電力型プロセッサの提供でAMDに後れをとったインテルは今年、市場シェアをAMDに奪われた。しかし、インテルはこの数カ月間、デスクトップ向けの「Core 2 Duo」やサーバ向けの「Xeon 5100」(開発コード名:Woodcrest)を投入して巻き返しを図っている。11月14日には業界初のクアッドコア・プロセッサとなるハイエンドPC向けの「Core 2 Extreme QX6700」およびサーバ向けの「Xeon 5300」をリリースした。
また、インテルは業界に先駆けて90nmプロセスから65nmプロセスへとチップ製造技術の移行を進めており、これら4種類のプロセッサはいずれも65nmプロセスで製造されている。こうした動きに対し、AMDはインテルのクアッドコアについて、2個のデュアルコアWoodcrestを接合したものでしかないと批判。自社のBarcelonaはインテルのものとは異なり、4個のコアが1つのシリコン上に配置されているとしている。ただし、この違いの影響についてはアナリストの間でも意見が分かれており、性能を評価するには最終製品のベンチマークを比較する必要がある。
AMDは、65nmプロセスへの移行による技術的な成果がBarcelonaだと喧伝している。AMDのサーバ/ワークステーション製品市場開発担当マネジャー、ジョン・フルーフ氏は、プロセッサのダイを縮小することで、電力効率を高めると同時に共有キャッシュ・メモリを増やすことができると説明する。
「コア数を増やすと、単純な演算能力よりも、一度にどれだけ多くの処理をこなせるかという効率性や、どれだけ効率的に命令を発行できるかが重要になる」(フルーフ氏)
同氏によると、大規模データベースのようなアプリケーションのユーザーがクアッドコアのメリットの最も享受できるという。「マルチスレッド化の効果があるアプリケーションほど、大きなメリットが得られる。例えば、CRMやERP、電子商取引、仮想化などだ」と同氏。
AMDはBarcelonaを、まず4ソケット・ボード(4個のクアッドコア・プロセッサに対応)と2ソケット・ボード(2個のクアッドコア・プロセッサに対応)で提供する。シングルソケットBarcelonaボードについては、来年中に投入する予定だ。
(ベン・エームズ/IDG News Service ボストン支局)
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