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[米国]
サン、モバイル・コンテンツ配信プラットフォームに新機能を追加
(2006年12月04日)
米国サン・マイクロシステムズは12月4日、香港で開催中の「ITU TELECOM WORLD 2006」において、モバイル・コンテンツ配信プラットフォーム「Sun Java System Content Delivery Server(CDS)」に新たな機能を追加したと発表した。
ITU TELECOM WORLDは、ITU(国際電気通信連合)が主催するネットワークの国際的な展示会であり、3年に一度開催される。主催者の発表によると、今年は約5万7,000人の来場者が見込まれるという。
サンのCDSは、モバイル・コンテンツ配信の共通インフラとなるもので、携帯電話事業者をターゲットとしている。これを利用すれば、Javaで開発されたゲーム・アプリケーション、リングトーン(いわゆる着メロ)、壁紙などのコンテンツを簡単に配信できる。また、コンテンツをアップロードするまでのプロセスを合理化できるという利点もある。
このCDSに新たに追加されたのが、「Central Device Catalog」と呼ばれる機能だ。これにより、アップロードされた新規コンテンツのダウンロード情報などをすばやく収集することができる。サンは同機能について、「新規コンテンツの利用状況やターゲットとなるユーザー層を短時間で判断し、的確なユーザーにコンテンツ情報を発信することができる」とアピールしている。
こうした機能をサンが用意したのは、携帯電話事業者の収益低下が背景にある。携帯電話事業者の多くは、VoIPの普及などにより、通信費による収益が大幅に減っているのだ。そうしたなか、彼らが新たな収益源として注目しているのが、大容量データをやり取りできる第3世代(3G)携帯電話向けのコンテンツ配信である。これを新たな課金サービスとして提供すべく、携帯電話事業者は3G携帯電話のラインアップ拡充とコンテンツ配信インフラの整備を急いでいる。
サンはまた、スペインのテレフォニカと台湾の中華電信が同社の「Sun Fire」サーバと「Solaris 10」の採用を決定したことも発表した。さらに、ITU TELECOM WORLD 2006の期間内に、フィンランドのノキアおよびスウェーデンのエリクソンとの業務提携を祝うパーティも開催する予定。
この業務提携は、3社で「通信技術プラットフォーム・イニシアチブ(Telecommunications Platform Initiative)」を設立し、通信技術プラットフォームの標準化を推進するというもので、2週間前に発表された。サンはこの業務提携により、「ネットワーク機器ベンダーが自社製品に共通の規格を採用すれば、通信事業者やサービス・プロバイダーなどは機器の統合が容易になり、収益性のあるサービスを迅速に提供できる」としている。
(スティーブン・ローソン/IDG News Serviceサンフランシスコ支局)

