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[米国]
2年ごとのCPUアーキテクチャ更新でシェア奪還を目指すインテル
「みずから始めたビジネス・モデルに立ち返る」と同社CEO
(2007年03月06日)
| 米国インテル 社長兼CEO ポール・オッテリーニ氏 |
米国インテルの社長兼CEO、ポール・オッテリーニ氏は、3月5日に行われた金融アナリストとの会議で、プロセッサの開発スピードを速め、2年ごとにプロセッサ・アーキテクチャを更新することでシェア奪還を目指すとの方針を明らかにした。
オッテリーニ氏は、5日にサンフランシスコで行われたモルガン・スタンレーとの会議で、Pentium 4以降にプロセッサの開発ペースを落としたことが、AMDなどのライバル企業に市場シェアを奪われた要因の1つだと語った。
「2年ごとに製品アーキテクチャの(大々的な)更新を行うという、みずから始めたビジネス・モデルを、Pentium 4以降は怠っていた。これは自分たちの責任であり、失敗だったことは認める」(同氏)
同氏は、AMDとの価格競争の影響を抑えるには、Pentiumシリーズのときと同等の速い開発スピードを取り戻す必要があると強調。「今は以前のペースに戻りつつある」と付け加えた。
インテルは現在、プロセッサ・アーキテクチャのアップグレードと、回路パターンの微細化を1年おきに行うという計画の下で、チップの開発を進めている。例えば、線幅65nm(ナノメートル)のCore 2 Duoプロセッサは、今年中に45nmチップの「Penryn」(開発コード名)に取って代わられる予定だ。来年はCoreアーキテクチャが「Nehalem」モデルに、さらに2009年には32nmチップへと移行することになっている。
こうした戦略により、インテルは72%〜87%という過去15年間の市場シェアをこの先も保ち続けることができると、オッテリーニ氏は力説する。「最低でも72%のシェアを保つことがわれわれの使命であり、数字は低いよりも高いほうが当然望ましい」
インテルは今後、ノートPC向けの「Centrino」、デスクトップPC向けの「vPro」、マルチメディアPC向けの「ViiV」といったプラットフォームそれぞれに、上位モデルと位置づける新プロセッサを投入する予定だ。
プラットフォームをうまくアピールすることに関しては、AMDよりもインテルのほうが一枚上手である。オッテリーニ氏は、「AMDとは価格の面でも十分に戦えるはずだが、われわれはプラットフォームを通じて差別化を図れるとも考えている。CentrinoやvProは、コモディティ化するノートPCやデスクトップPCとは一線を画すプラットフォームだ」と自社製品をアピールした。
現在、マイクロプロセッサ市場では供給過剰の状態が続いている。同氏は、この状況は来年も続くとの見通しを示したうえで、「それぞれのカテゴリーにおけるトップ・モデルには必ず需要がある」と語った。
Windows Vistaを搭載したPCが期待どおりに売れていないことは、インテルにとって不安材料の1つと見られている。しかし、新しいWindows OSの売れ行きについて、オッテリーニ氏はさほど心配はしていないようだ。
「Vistaは、Windows XPと同様の展開で売れていくと考えている。消費者は、手持ちのPCに新しいOSをインストールするのではなく、必要に応じて(Vista搭載の)新しいPCを購入するだろう。使っているうちに、よりおしゃれでかっこよいVistaを気に入るはずだ」
一方、企業ユーザーのVistaへの移行は緩やかに進むというのが同氏の見方だ。
「われわれもそうだが、Service Pack 1がリリースされるまでVistaは導入しないという企業は多い。私が知るかぎり、企業のアプローチは、今年後半に入ってから徐々に移行を始め、来年にかけて導入するというものだ」
(ベン・エームズ/IDG News Service ボストン支局)
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