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[国内]
Itanium Solutions Alliance、「日本が世界のItanium市場を牽引」と報告
レガシーな環境からオープンへの移行が進む
(2007年03月29日)
| Itanium Solutions Allianceのチェアマン、カーク・スカウゲン氏 |
Itaniumサーバ製品の普及を促進するItanium Solutions Alliance(ISA)は3月29日、ISAのチェアマンである米国インテルのデジタル・エンタープライズ事業本部副社長兼サーバ・プラットフォーム事業部長、カーク・スカウゲン氏の来日に合わせて記者会見を開き、Itaniumサーバ市場が順調に成長を続けていることをアピールした。
冒頭、スカウゲン氏は、「2006年はItaniumの歴史上、最も成功した1年であった」と語り、昨年の世界におけるISAの活動成果について説明した。
まず2006年初めに、ISAのアライアンス・メンバーはItaniumアーキテクチャに対して2010年までに計100億ドルを投資すると表明した。インテルはマルチコア・テクノロジーへの移行を推進し、7月には処理性能を従来の約2倍、消費電力当たりの性能を約2.5倍に向上させた「デュアルコア インテル Itanium 2 プロセッサー9000番台」(開発コード名:Montecito)を投入。Montecitoリリース後、2006年後半のItaniumサーバ出荷台数は、対前年度比で倍増したという。
「設立当初23社だったアライアンス・メンバーは、今日約150社を数えるに至った。また、Itaniumサーバの導入実績は10万台以上に達し、1四半期のシステム売上金額が初めて10億ドルを超えた。このことはわれわれの1つのマイルストーンとなった」(スカウゲン氏)
Itaniumサーバは主に、システムの効率性が求められる金融業界、高密度な計算が行われる科学技術分野、自然災害および疫病対策の研究、自動車設計、天然資源探索のシミュレーションを行う電力業界などで導入が進んでいるという。スカウゲン氏は、「1年半前、Itaniumを導入している企業はトップ100社のうち40社程度だったが、現在は約80社まで増え、金融サービス業界では上位10社のうち8社が、自動車業界では上位13社のうち12社が、電力業界では上位20社のうち19社がItaniumサーバを採用している」と述べた。
Itanium対応アプリケーションの数は、前年度から倍増し、1万2,000を超えた。ちなみに、その半数以上はLinuxおよびWindows対応アプリケーションが占めたという。
Itanium搭載システムの売上げも堅調で、2006年第4四半期の世界市場におけるシステム売上金額は、対Power搭載システムで72%増、対SPARC搭載システムで39%増を達成した。なお、日本市場における同四半期のシステム売上金額は、対Power搭載システムで211%増、対SPARC搭載システムで112%増と大幅な成長を記録し、日本が世界のItanium市場を牽引していることが確認された。
| SPARC、Powerと比較した日本市場における2006年のItanium搭載システム売上金額推移 |
| Itanium Solutions Allianceの日本地域委員会代表、西川岳氏 |
ISAの日本地域委員会代表を務める、NECの第一コンピュータ事業本部長、西川岳氏は、「ISAが設立した2006年2月当時、2007年までに国内RISCサーバ市場で50%のシェアを獲得するという目標を立てたが、2006年10月の時点で目標達成が確実となったため、目標を上方修正し、2007年末までに60%獲得としたが、早くも2006年第4四半期に64%獲得を達成してしまった」と語り、国内Itaniumサーバ市場が予想を上回る勢いで拡大している状況を説明した。
日本地域委員会では今後、Windows市場拡大に向けた「Japan Windows on Itanium」活動を継続するほか、新たにLinux開発者向けの支援プラグラムを提供し、ミッション・クリティカル分野でのLinuxサーバ市場の創出・拡大を推進していく構えだ。
(大川 亮/Computerworld)



